華麗なる大円武曲
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(こいつら、調査の時に襲ってきた奴らより強いのか!?)
戦ってすぐ、葵はその事に気付いた。
攻撃力や防御力が最初戦った者たちより格段に上だった。
(最初からこいつらを出しておけば、私たちとてただでは済まなかっただろう。…という事は、最初戦った奴らは…私達の戦力を見定める捨石だったのか!?)
失っても痛くも痒くもなかったのだろう。
それでも、奴らは敵とは言え怯む事無く戦った。
その考えに及んだ時、葵は更に怒りを覚えた。
「貴様らは、味方ですら平気で捨石にするか!! それでも戦士か、恥を知れ!!!」
葵の怒りは更にヒートアップ、強さが増しているはずの敵をバッサバッサと斬り捨てていく。
怒りの聖剣が唸り、数分後にはその場に立っているのは葵と妃藤羅だけになった。
「覚悟しろ。」
妃藤羅「まぁ、怖いわね。」
「嘘ぬかせ。」
ほどなく、葵と妃藤羅が激しく交戦。
妃藤羅は先ほどまでの半魚人たちとは桁違いに強い。
エクスカリバーも一筋縄では通用せず、攻撃力も高かった。
しかし、葵にもアテナを助けるという譲れない使命があり、一歩も引かない。
2人の戦いは、さながらジャイブを踊るように力強い。
この華奢な身体の何処にそんな力があるのだろうかと思ってしまうくらいに。
妃藤羅「貴女、強いわね。一体、何者かしら?」
「…御剣葵。先代アテナの御世において、山羊座の黄金聖闘士を拝命した者の転生だ!」
妃藤羅「聖闘士の転生? 生まれ変わってもここまで強いとは、本当に恐ろしいわ。貴女のような存在が居たなんて、とんだ誤算ね。」
「もし、僅かでも命が惜しいと思うなら…其処をどけ。」
静かに、それでもマグマの如く熱を込めて葵は妃藤羅に言い放つ。
妃藤羅「そうね、退いてあげるわ。」
「何?」
妃藤羅「フフっ、時間は十分に稼げたしね?」
そう言うと、妃藤羅は妖しい笑みを浮かべて姿を消した。
「時間を稼げた…? まさかっ!!!」
葵は眼前にあった階段をひたすら最上階へと駆け抜ける。
12宮を白羊宮から教皇宮へ駆け上がるよりも、もっと早く。
(アテナ、パンドラ! くそっ、間に合えっっ!!!)
戦ってすぐ、葵はその事に気付いた。
攻撃力や防御力が最初戦った者たちより格段に上だった。
(最初からこいつらを出しておけば、私たちとてただでは済まなかっただろう。…という事は、最初戦った奴らは…私達の戦力を見定める捨石だったのか!?)
失っても痛くも痒くもなかったのだろう。
それでも、奴らは敵とは言え怯む事無く戦った。
その考えに及んだ時、葵は更に怒りを覚えた。
「貴様らは、味方ですら平気で捨石にするか!! それでも戦士か、恥を知れ!!!」
葵の怒りは更にヒートアップ、強さが増しているはずの敵をバッサバッサと斬り捨てていく。
怒りの聖剣が唸り、数分後にはその場に立っているのは葵と妃藤羅だけになった。
「覚悟しろ。」
妃藤羅「まぁ、怖いわね。」
「嘘ぬかせ。」
ほどなく、葵と妃藤羅が激しく交戦。
妃藤羅は先ほどまでの半魚人たちとは桁違いに強い。
エクスカリバーも一筋縄では通用せず、攻撃力も高かった。
しかし、葵にもアテナを助けるという譲れない使命があり、一歩も引かない。
2人の戦いは、さながらジャイブを踊るように力強い。
この華奢な身体の何処にそんな力があるのだろうかと思ってしまうくらいに。
妃藤羅「貴女、強いわね。一体、何者かしら?」
「…御剣葵。先代アテナの御世において、山羊座の黄金聖闘士を拝命した者の転生だ!」
妃藤羅「聖闘士の転生? 生まれ変わってもここまで強いとは、本当に恐ろしいわ。貴女のような存在が居たなんて、とんだ誤算ね。」
「もし、僅かでも命が惜しいと思うなら…其処をどけ。」
静かに、それでもマグマの如く熱を込めて葵は妃藤羅に言い放つ。
妃藤羅「そうね、退いてあげるわ。」
「何?」
妃藤羅「フフっ、時間は十分に稼げたしね?」
そう言うと、妃藤羅は妖しい笑みを浮かべて姿を消した。
「時間を稼げた…? まさかっ!!!」
葵は眼前にあった階段をひたすら最上階へと駆け抜ける。
12宮を白羊宮から教皇宮へ駆け上がるよりも、もっと早く。
(アテナ、パンドラ! くそっ、間に合えっっ!!!)