華麗なる大円武曲
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「シオンが本気で動いたか…。これで程なく有益な情報がもたらされる。」
シオン、童虎との小宇宙通信を終えた葵はフゥと息をついた。
普段はシオンをボコッてばかりの葵だが、本当は彼の有能さも知っている。
何せ、二百数十年に渡って聖域を纏め上げてきた教皇なのだから。
聖戦が終わり、平和になってからはどこぞのネジが緩んだおトボケぶりを発揮しているが、本気になったシオンほど頼りになる者も居ない。
病院を後にした葵は、童虎や星矢たちと再び合流した。
そして、彼女はしばらく単独行動する事を宣言する。
何人かは危険だと引き止めたが、気になる事があって確かめたい、単独行動でなくては意味がないと説き伏せ(半ば腕に物を言わせ上で)、その気になる事を確かめに再び長距離テレポートを敢行した。
「ここか…。」
そこは南半球、ニュージーランド。
美しい海が広がり、自然もたくさん残る良い場所だった。
葵がここへ来た理由は、カノンの報告にあったというニュージーランド沖の不自然な地殻変動を確かめる為。
そして、九頭竜封真に会った時の根拠なき違和感を確かめる為。
葵は早速街に下り、九頭竜グループの紹介パンフレットにあった場所を尋ねようとした。
町人「あぁ。あの場所なら昔、何かの会社があったねぇ。」
「昔? 今は無いのですか、九頭竜グループの会社は。」
町人「いえね、昔はその場所に会社はあったけど、とっくに倒産しているよ。それに、その会社の名前は九頭竜なんて名前じゃ無かったよ?」
「そんな筈は無い。日本で確かにパンフレットを貰ったのです。あの場所に会社があると。」
町人「だったら、そのパンフレットが間違っているんじゃないの? 大体、あの場所に会社があっても地元の者は寄り付きゃしないよ。」
「何故ですか?」
町人「倒産した会社が出来るずっと前から、その場所は不吉な場所として有名なのさ。あの場所に長く居ると、良くない事が起きるって専らの噂でねぇ。だから、そこにあった会社が倒産したのも当たり前って感じだよ?」
「そうですか、では調べ直して来ます。」
葵は町人に礼を述べると、会社があると紹介されている地を目指した。
(ますます、怪しいな。あれほどの大企業が自社紹介のパンフレットで、事業所の住所を間違えるなんて事は無いだろう?)
謎を追い、ますます不可解な謎に包まれてしまった。
シオン、童虎との小宇宙通信を終えた葵はフゥと息をついた。
普段はシオンをボコッてばかりの葵だが、本当は彼の有能さも知っている。
何せ、二百数十年に渡って聖域を纏め上げてきた教皇なのだから。
聖戦が終わり、平和になってからはどこぞのネジが緩んだおトボケぶりを発揮しているが、本気になったシオンほど頼りになる者も居ない。
病院を後にした葵は、童虎や星矢たちと再び合流した。
そして、彼女はしばらく単独行動する事を宣言する。
何人かは危険だと引き止めたが、気になる事があって確かめたい、単独行動でなくては意味がないと説き伏せ(半ば腕に物を言わせ上で)、その気になる事を確かめに再び長距離テレポートを敢行した。
「ここか…。」
そこは南半球、ニュージーランド。
美しい海が広がり、自然もたくさん残る良い場所だった。
葵がここへ来た理由は、カノンの報告にあったというニュージーランド沖の不自然な地殻変動を確かめる為。
そして、九頭竜封真に会った時の根拠なき違和感を確かめる為。
葵は早速街に下り、九頭竜グループの紹介パンフレットにあった場所を尋ねようとした。
町人「あぁ。あの場所なら昔、何かの会社があったねぇ。」
「昔? 今は無いのですか、九頭竜グループの会社は。」
町人「いえね、昔はその場所に会社はあったけど、とっくに倒産しているよ。それに、その会社の名前は九頭竜なんて名前じゃ無かったよ?」
「そんな筈は無い。日本で確かにパンフレットを貰ったのです。あの場所に会社があると。」
町人「だったら、そのパンフレットが間違っているんじゃないの? 大体、あの場所に会社があっても地元の者は寄り付きゃしないよ。」
「何故ですか?」
町人「倒産した会社が出来るずっと前から、その場所は不吉な場所として有名なのさ。あの場所に長く居ると、良くない事が起きるって専らの噂でねぇ。だから、そこにあった会社が倒産したのも当たり前って感じだよ?」
「そうですか、では調べ直して来ます。」
葵は町人に礼を述べると、会社があると紹介されている地を目指した。
(ますます、怪しいな。あれほどの大企業が自社紹介のパンフレットで、事業所の住所を間違えるなんて事は無いだろう?)
謎を追い、ますます不可解な謎に包まれてしまった。