華麗なる大円武曲
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
黄金たちが各々の役目を果たそうと立ち上がった時、葵がシオンに意見した。
「シオン、私は日本へ行くぞ?」
シオン「葵…、しかしっ…!」
「現役を退いたとはいえ、アテナは敬愛すべき主であり、城戸沙織嬢は可愛い妹分。パンドラは冥界において唯一無二の知己だ。その2人をかような目にさらされ、黙って聖域で待っている事など私には出来ん。」
シオン「じゃが…!」
「お前が造った大羊印、あれは何の為の物だ?」
シオン「戦いに赴くそなたを守る為に造った…。だが危険すぎる!」
「危険など、もとより承知だ。」
葵は後ろに控えている黄金たちに視線を向けた。
「我ら黄金の力は何の為の力だ? 守る為の力であろう? その力、今使わずにいつ使うのだ。」
その揺ぎ無い意思、黄金聖闘士としての誇り高い姿。
それを見たシオンと童虎は二百数十年前を思い出していた。
童虎「転生しても、やはり葵は葵じゃの…。シオン、良いではないか。」
シオン「童虎!」
童虎「遅かれ早かれ、このような事態になる事を予想してあれを造ったのじゃろう。そして、こんな葵だからこそ、我らは心の底から信頼し合える友であったはずじゃ。」
シオンは葵を見るが、葵の瞳は揺るがぬ意思を湛えている。
深いため息をつき、シオンは渋々葵の同行を認めた。
シオン「余が引き止めた所で、そなたは聞かぬのだろうな…。よかろう、童虎たちと共に日本へ向かってくれ。」
「そうこなくてはな! よし、皆で早くアテナたちを救い出し、身の程知らずどもに鉄槌を下してやろう!」
全員「「おぉっ!」」
大羊印を纏い、葵も日本へ向かう。
教皇の間で1人残ったシオンは苦笑いして呟いた。
シオン「そんなお前だからこそ、皆も…余も…お前を好くのであろうな…。」
こうしてシオンは気を取り直し、アテナたちの救出作戦に着手するのであった。
~続く~
「シオン、私は日本へ行くぞ?」
シオン「葵…、しかしっ…!」
「現役を退いたとはいえ、アテナは敬愛すべき主であり、城戸沙織嬢は可愛い妹分。パンドラは冥界において唯一無二の知己だ。その2人をかような目にさらされ、黙って聖域で待っている事など私には出来ん。」
シオン「じゃが…!」
「お前が造った大羊印、あれは何の為の物だ?」
シオン「戦いに赴くそなたを守る為に造った…。だが危険すぎる!」
「危険など、もとより承知だ。」
葵は後ろに控えている黄金たちに視線を向けた。
「我ら黄金の力は何の為の力だ? 守る為の力であろう? その力、今使わずにいつ使うのだ。」
その揺ぎ無い意思、黄金聖闘士としての誇り高い姿。
それを見たシオンと童虎は二百数十年前を思い出していた。
童虎「転生しても、やはり葵は葵じゃの…。シオン、良いではないか。」
シオン「童虎!」
童虎「遅かれ早かれ、このような事態になる事を予想してあれを造ったのじゃろう。そして、こんな葵だからこそ、我らは心の底から信頼し合える友であったはずじゃ。」
シオンは葵を見るが、葵の瞳は揺るがぬ意思を湛えている。
深いため息をつき、シオンは渋々葵の同行を認めた。
シオン「余が引き止めた所で、そなたは聞かぬのだろうな…。よかろう、童虎たちと共に日本へ向かってくれ。」
「そうこなくてはな! よし、皆で早くアテナたちを救い出し、身の程知らずどもに鉄槌を下してやろう!」
全員「「おぉっ!」」
大羊印を纏い、葵も日本へ向かう。
教皇の間で1人残ったシオンは苦笑いして呟いた。
シオン「そんなお前だからこそ、皆も…余も…お前を好くのであろうな…。」
こうしてシオンは気を取り直し、アテナたちの救出作戦に着手するのであった。
~続く~