華麗なる大円武曲
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葵がシオンから大羊印を譲り受けて数日が経った。
大羊印製作の為、滞っていた仕事を片付けたシオン。
こった肩をコキコキ鳴らし、スターヒルに向かった。
シオン「やれやれ、やはり私にはデスクワークとやらは向かんのぅ;」
デスクワークが終わるまでは、何が何でも逃がさないという執念に取り付かれているサガやアイオロスに捕まり、星見をする暇も無かった。
やがて頂上に到着し、星見の場所で満天の星空を見上げた。
しばらくすると、シオンの眉間に深いシワが刻まれた。
その表情は厳しく、焦りや驚きも混じっている。
シオン「初めて見る星の知らせじゃが…、間違いなく凶兆っ! これは、アテナに急ぎお知らせせねばっ!」
シオンはすぐにスターヒルを降りると、葵や現代黄金に教皇の間へ至急集まるように小宇宙で連絡を入れ、教皇の間の横に設けられたある部屋に入る。
そこは、いざという時の近代連絡装置の部屋。
平たく言えば衛星を使った電話である。
ある番号をプッシュすると、程なくして誰かが出た。
?「はい。」
シオン「その声は、辰巳殿か!」
辰巳「その声はシオン殿ですな。如何した?」
シオン「アテナはお屋敷にいらっしゃるか!?」
辰巳「いや、今は九頭竜グループの総帥と財団の仕事で他所にて会談している。」
シオン「連絡は取れぬのか?」
辰巳「すぐには無理だが、出来るだけ早くそちらへ連絡するように手配する。」
シオン「頼む、事態は急を要するのだ!」
辰巳「承知した。では、一度切る。」
辰巳との通信を終えると、教皇の間に気配がした。
葵たちが来たのだろうとシオンはその部屋から出て、やってきた黄金たちを迎える。
「シオン、皆集まった。どうかしたのか?」
シオン「先ほど、スターヒルで星見をしてきた。」
その言葉で、葵は悟った。
「何か、良からぬ星の相が出ていたのだな? 内容は?」
シオン「今まで見た事が無い形で詳しくはわからぬが、間違いなく凶兆だ。」
「アテナにお知らせは?」
シオン「先ほど通信を城戸邸に入れたが、辰巳殿が出た。今、九頭竜グループの総帥と仕事で他所にて会談を行っており、すぐに連絡が取れぬ。急いで連絡を取ると言ってくれたので、直に何か連絡があろう。」
シオンは歯痒そうに報告した。
九頭竜の名前を聞き、葵は再びあの違和感を覚える。
(またか…。何なのだこの違和感は?)
あの陀金と妃藤羅、そして九頭竜封真。
彼ら3人からは違和感を感じてしまったが、それが何故の物なのか未だに判明しない。
大羊印製作の為、滞っていた仕事を片付けたシオン。
こった肩をコキコキ鳴らし、スターヒルに向かった。
シオン「やれやれ、やはり私にはデスクワークとやらは向かんのぅ;」
デスクワークが終わるまでは、何が何でも逃がさないという執念に取り付かれているサガやアイオロスに捕まり、星見をする暇も無かった。
やがて頂上に到着し、星見の場所で満天の星空を見上げた。
しばらくすると、シオンの眉間に深いシワが刻まれた。
その表情は厳しく、焦りや驚きも混じっている。
シオン「初めて見る星の知らせじゃが…、間違いなく凶兆っ! これは、アテナに急ぎお知らせせねばっ!」
シオンはすぐにスターヒルを降りると、葵や現代黄金に教皇の間へ至急集まるように小宇宙で連絡を入れ、教皇の間の横に設けられたある部屋に入る。
そこは、いざという時の近代連絡装置の部屋。
平たく言えば衛星を使った電話である。
ある番号をプッシュすると、程なくして誰かが出た。
?「はい。」
シオン「その声は、辰巳殿か!」
辰巳「その声はシオン殿ですな。如何した?」
シオン「アテナはお屋敷にいらっしゃるか!?」
辰巳「いや、今は九頭竜グループの総帥と財団の仕事で他所にて会談している。」
シオン「連絡は取れぬのか?」
辰巳「すぐには無理だが、出来るだけ早くそちらへ連絡するように手配する。」
シオン「頼む、事態は急を要するのだ!」
辰巳「承知した。では、一度切る。」
辰巳との通信を終えると、教皇の間に気配がした。
葵たちが来たのだろうとシオンはその部屋から出て、やってきた黄金たちを迎える。
「シオン、皆集まった。どうかしたのか?」
シオン「先ほど、スターヒルで星見をしてきた。」
その言葉で、葵は悟った。
「何か、良からぬ星の相が出ていたのだな? 内容は?」
シオン「今まで見た事が無い形で詳しくはわからぬが、間違いなく凶兆だ。」
「アテナにお知らせは?」
シオン「先ほど通信を城戸邸に入れたが、辰巳殿が出た。今、九頭竜グループの総帥と仕事で他所にて会談を行っており、すぐに連絡が取れぬ。急いで連絡を取ると言ってくれたので、直に何か連絡があろう。」
シオンは歯痒そうに報告した。
九頭竜の名前を聞き、葵は再びあの違和感を覚える。
(またか…。何なのだこの違和感は?)
あの陀金と妃藤羅、そして九頭竜封真。
彼ら3人からは違和感を感じてしまったが、それが何故の物なのか未だに判明しない。