城戸邸の壮大な門扉をくぐり、屋敷の中に入ると馴染みのある顔が出迎えてくれた。


星矢「沙織さん！」

沙織「星矢、出迎えてくれたのですね。」

紫龍「老師、お久しぶりです！」

童虎「おおっ、久しいのぅ。息災にしておったか、紫龍！」

アフロ「アンドロメダ、元気にしていたかい？」

瞬「えぇ、お久しぶりです。アフロディーテ。」


それぞれ、馴染みの者との再会に喜んでいるが、その中でも彼らに勝る者はいないだろう。


カミュ「氷河！！」

氷河「我が師、カミュ！！」

カミュ「元気にしていたか、クールに徹していたか！？」

氷河「はいっ！　この氷河、１日たりともカミュの教えを忘れた事はありません！」

カミュ「氷河！」

氷河「カミュ！」


水と氷の魔術師と氷原の貴公子の再会は、それはそれはホットでウェットで、周りはドン引きだ。

それでも、２人の世界に浸りきっている師弟には見えていない。

こいつらは放っておけといわんばかりに、葵も青銅一軍に話し掛けた。


「元気だったか、お前たち。」

一輝「聖域の最終兵器たる最強の姫君まで借り出されたのか。今回のパーティーは何かあるというのか？」

沙織「いいえ、たまにはお姉さまも日本の空気を吸ってもらわなければと思いまして。」

「そういえばアテナ、彼らをちゃんと紹介してもらっていませんが…。」


葵の視線の先には青銅二軍が控えていた。


星矢「そっか、じゃあ俺が紹介するよ！」


星矢が二軍たちの所まで葵を連れて行き、紹介を始めた。