Lady Cancer
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?「待ってくれ!!!」
それは、葵がセスナの中に消えようという時。
いつもは落ち着き払っている声が、焦りに満ちていた。
沙織と葵は弾かれたように声の方向を見た。
そこには、乱れた髪や法衣を直さずにいる1人の男。
今まで迷いに満ちていたその瞳には、確固たる意思が宿っている。
沙織「サガ、一体どうしたのです?」
サガ「アテナ、このサガ一生の願いがあってまいりました。」
沙織「願い?」
サガ「どうか、葵の記憶を消す事はおやめ下さい!!!」
「!!!」
沙織「貴方、どうしてそれを…。」
サガ「デスマスクから聞いたのです、全てを。」
「ディー…、あのおしゃべりっ!」
サガ「あぁ、全くだ。だが、彼のおかげで私は自分の迷いを吹っ切る事が出来たのだ。」
サガは葵の目前に迫る。
サガ「すまない、私が不甲斐ない所為で貴女に辛い思いをさせ続けてしまった。あまつさえ、ここでの記憶も消したいくらいになっていたなんて、気付けなかった。許して欲しい。」
「それは、私なりのケジメでけして貴方の所為などでは…。」
サガ「いいや、私が原因だよ。あの夜の口付けは…私にとって嬉しいハプニングだった。」
「え///?」
サガ「その、なんだ…。私は女性にあまり免疫が無いものだから、心遣いや対処法など知らぬに等しかったから…あんな言い方をしてしまった。ただ、貴女があの事を失態として恥じているようだったから、忘れろと言ったんだ。けして、貴女の行動が嫌だったとか幻滅したとか、そういう訳ではない。」
「そうなの、ですか?」
サガ「あぁ。それを弁解したくて貴女と話をしても、どうも上手くいかなくて…。先ほどデスマスクから後押ししてもらわねば、私はずっと後悔していただろう。」
それは、葵がセスナの中に消えようという時。
いつもは落ち着き払っている声が、焦りに満ちていた。
沙織と葵は弾かれたように声の方向を見た。
そこには、乱れた髪や法衣を直さずにいる1人の男。
今まで迷いに満ちていたその瞳には、確固たる意思が宿っている。
沙織「サガ、一体どうしたのです?」
サガ「アテナ、このサガ一生の願いがあってまいりました。」
沙織「願い?」
サガ「どうか、葵の記憶を消す事はおやめ下さい!!!」
「!!!」
沙織「貴方、どうしてそれを…。」
サガ「デスマスクから聞いたのです、全てを。」
「ディー…、あのおしゃべりっ!」
サガ「あぁ、全くだ。だが、彼のおかげで私は自分の迷いを吹っ切る事が出来たのだ。」
サガは葵の目前に迫る。
サガ「すまない、私が不甲斐ない所為で貴女に辛い思いをさせ続けてしまった。あまつさえ、ここでの記憶も消したいくらいになっていたなんて、気付けなかった。許して欲しい。」
「それは、私なりのケジメでけして貴方の所為などでは…。」
サガ「いいや、私が原因だよ。あの夜の口付けは…私にとって嬉しいハプニングだった。」
「え///?」
サガ「その、なんだ…。私は女性にあまり免疫が無いものだから、心遣いや対処法など知らぬに等しかったから…あんな言い方をしてしまった。ただ、貴女があの事を失態として恥じているようだったから、忘れろと言ったんだ。けして、貴女の行動が嫌だったとか幻滅したとか、そういう訳ではない。」
「そうなの、ですか?」
サガ「あぁ。それを弁解したくて貴女と話をしても、どうも上手くいかなくて…。先ほどデスマスクから後押ししてもらわねば、私はずっと後悔していただろう。」