Lady Cancer
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「サガと?」
デス「あぁ、何かあったのかよ。」
執務終了後、特に用事もないデスマスクと葵が2人して執務室にてお茶をしていた。
言いだしっぺはデスマスクで、断られない為に自分の執務はあらかじめ片付けておいた。
葵も残業するだけの仕事が残っていないので、彼の誘いに乗った形になる。
執務の時にかけているメガネを外した葵は、眉間を押さえながらデスマスクの話を聞いている。
「別に、何もないわよ?」
デス「…姉貴は嘘つくのが下手なんだよ。」
「…ディーは観察眼が優れているのね、いい事よ。」
デス「人の話に答えろよ。」
「あの宴会の事、覚えているでしょう? あれって大失態よ、私の中じゃ。」
デス「確か、サガが部屋まで送ったんだろ? それだけで大失態かよ。」
「問題はその後よ。私…、サガにキスしてしまって…///」
デス「ハァ!? サガにキスした!?」
「しっ! 声がデカい!」
デス「あ、あぁ…悪ぃ;」
「私、あんな風になっても記憶が残る方でね? 翌朝一番にサガへ謝ったの。」
デス「サガの事だ、別に怒らなかっただろ?」
「えぇ。あの事は忘れなさい、私も忘れるからって言われた。」
デス「…忘れろ? それでか?」
「…失態を忘れていいと言われたのは幸いだったけど、何故か胸が痛い。それからよ、上手く笑顔が出せなくなってしまったわ。」
葵は自分を笑ったが、デスマスクは笑えなかった。
彼女の笑っている表情が、どこか泣き顔に見えたから。
デス「あぁ、何かあったのかよ。」
執務終了後、特に用事もないデスマスクと葵が2人して執務室にてお茶をしていた。
言いだしっぺはデスマスクで、断られない為に自分の執務はあらかじめ片付けておいた。
葵も残業するだけの仕事が残っていないので、彼の誘いに乗った形になる。
執務の時にかけているメガネを外した葵は、眉間を押さえながらデスマスクの話を聞いている。
「別に、何もないわよ?」
デス「…姉貴は嘘つくのが下手なんだよ。」
「…ディーは観察眼が優れているのね、いい事よ。」
デス「人の話に答えろよ。」
「あの宴会の事、覚えているでしょう? あれって大失態よ、私の中じゃ。」
デス「確か、サガが部屋まで送ったんだろ? それだけで大失態かよ。」
「問題はその後よ。私…、サガにキスしてしまって…///」
デス「ハァ!? サガにキスした!?」
「しっ! 声がデカい!」
デス「あ、あぁ…悪ぃ;」
「私、あんな風になっても記憶が残る方でね? 翌朝一番にサガへ謝ったの。」
デス「サガの事だ、別に怒らなかっただろ?」
「えぇ。あの事は忘れなさい、私も忘れるからって言われた。」
デス「…忘れろ? それでか?」
「…失態を忘れていいと言われたのは幸いだったけど、何故か胸が痛い。それからよ、上手く笑顔が出せなくなってしまったわ。」
葵は自分を笑ったが、デスマスクは笑えなかった。
彼女の笑っている表情が、どこか泣き顔に見えたから。