Lady Cancer
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「父はマフィアの幹部という事もあり、母とは正式に結婚する事はなかったんです。それに、共に暮らす事も少なかったといいます。それでも、私とディーが生まれて…嬉しそうでした。ディーの銀髪も父譲りなんですよ?」
シオン「それは地毛じゃったか。」
デス「親父譲りの銀髪ねぇ…。」
「でも、ディーが生まれてすぐに大きなマフィア同士の抗争が起こり、それきり父は戻ってきませんでした。母は何も言いませんでしたが、おそらく…。」
ムウ「そうでしたか…。」
「それでも、父はいつかそうなる事を予想していたのでしょうね。母に大金を残していたんです。身の危険を感じたらそのお金を使って逃げて、私達を育てろと手紙を残していました。それでも母はずっとバーを切り盛りして働いていました。父と初めて会ったのがそのバーだから、離れるつもりはないんだって笑顔で言っていました。」
面倒見が良い母で、友達や仲間が相談に来るといつも世話を焼いて、身の振り方を考えてあげたらしい。
そんな所をデスマスクは母親から受け継いでいたようだ。
「そんな母も病気で亡くなり、私とディーは孤児院に入りました。そして、ディーが3歳くらいの時だったかな…。聖域からの使者が見えて、ディーに黄金聖闘士の資質があると告げられて、時期が来たらシチリアに連れて行くと言われました。そして、ディーはシチリアへ行き、私も行きました。やがてディーは蟹座の黄金聖衣を継承する事になって、聖域へ…。それから私達は会っていませんでした。」
デス「その間、お前はどうしてたんだ?」
「お父さんが残してくれたお金で、大学まで行けたのよ。そして、グラード財団のヨーロッパ支部に就職して秘書になって、今日に至るって訳。」
デス「…親父も家族を守ろうとしてたんだろうな…。」
「そうね…。そして、ディーはこの世界を守ろうと頑張ってきた。立派よ、ディー。貴方は自慢の弟よ。」
デスマスクを見る葵の顔は、本当に嬉しそうにしていた。
デスマスクはソッポを向いてしまうが照れ隠しなのはバレバレだ。
シオン「それは地毛じゃったか。」
デス「親父譲りの銀髪ねぇ…。」
「でも、ディーが生まれてすぐに大きなマフィア同士の抗争が起こり、それきり父は戻ってきませんでした。母は何も言いませんでしたが、おそらく…。」
ムウ「そうでしたか…。」
「それでも、父はいつかそうなる事を予想していたのでしょうね。母に大金を残していたんです。身の危険を感じたらそのお金を使って逃げて、私達を育てろと手紙を残していました。それでも母はずっとバーを切り盛りして働いていました。父と初めて会ったのがそのバーだから、離れるつもりはないんだって笑顔で言っていました。」
面倒見が良い母で、友達や仲間が相談に来るといつも世話を焼いて、身の振り方を考えてあげたらしい。
そんな所をデスマスクは母親から受け継いでいたようだ。
「そんな母も病気で亡くなり、私とディーは孤児院に入りました。そして、ディーが3歳くらいの時だったかな…。聖域からの使者が見えて、ディーに黄金聖闘士の資質があると告げられて、時期が来たらシチリアに連れて行くと言われました。そして、ディーはシチリアへ行き、私も行きました。やがてディーは蟹座の黄金聖衣を継承する事になって、聖域へ…。それから私達は会っていませんでした。」
デス「その間、お前はどうしてたんだ?」
「お父さんが残してくれたお金で、大学まで行けたのよ。そして、グラード財団のヨーロッパ支部に就職して秘書になって、今日に至るって訳。」
デス「…親父も家族を守ろうとしてたんだろうな…。」
「そうね…。そして、ディーはこの世界を守ろうと頑張ってきた。立派よ、ディー。貴方は自慢の弟よ。」
デスマスクを見る葵の顔は、本当に嬉しそうにしていた。
デスマスクはソッポを向いてしまうが照れ隠しなのはバレバレだ。