カミュ「ミロ、ミロ？」

ミロ「あっ、あぁ…。何だ、カミュ？」

カミュ「ボーっとしていたからな、白昼夢でも見たか？」


俺は周囲を見渡すと、そこはいつもの執務室。

俺やカミュ、同僚の黄金聖闘士達が執務に追われている。

机の上には書類が積んであり、俺はどれだけボンヤリしていたのかと反省した。


ミロ「すまん、昔の事を思い出していた。」

カミュ「昔？」

ミロ「…あぁ、昔の約束を思い出していたのさ。」

サガ「ほぅ、物忘れが激しいミロが昔の約束を覚えているとは。」

ミロ「酷いな、サガ。お前もその約束を聞いているはずだぞ？」

サガ「何の約束だ？」

ミロ「…葵の慰問に行った時のだよ。」

ロス「あぁ、覚えているぞ？　俺達より強くなって葵を守るんだよな？」

デス「ケケケ、無謀な約束だな。」

シュラ「だが、目標にするには良いのではないか？」

アフロ「それに、葵といえば…アテナ神殿の女官だろう？　時々耳にする名前だね。」

シオン「アテナも彼女の心遣いには助かっているそうだ。」