Metamorphose
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ミロ「葵、俺に君を守らせて欲しい。誇り高き、アテナの聖闘士の名にかけて…。」
ミロも葵の目線に合わせるようにしゃがみこんだ。
葵は返事に戸惑うが、ミロの手から血が滴っているのが見えた。
「ミロ様…、手から血が…。」
ミロ「あぁ、これくらいどうって事ないさ。でも、君は血を見るのが嫌いだったね。」
ミロがマントに隠そうとすると、逆に葵がその手を掴み、引き裂いた女官服で止血する。
「ごめんなさい、ミロ様…。私、私…! なんて事…!」
ミロ「これくらい、大丈夫だ。君の命を救えたのなら安いくらいだ。だから、もう泣かないで…。」
ミロが葵を包み込むように抱きしめると、葵も躊躇しながら彼の背に手を回した。
今まで恐れる対象だった聖闘士なのに、こうやって包まれる事に安心を覚える。
「ミロ様、あたたかい…。聖衣を着てるのに、すごく…。」
ミロ「君もだ…。こんなに安心できるぬくもりなんて…初めてだ。」
まだ、雨が激しく降っているのにお互いのぬくもりをはっきり感じる事が出来る。
聖衣や服を着ているのに、体の心まで浸透しそうなぬくもりに2人は身を委ねていた。
ミロ「葵、どうか生きて…。俺の傍で生きて…。」
「…私でよろしいのですか? 私のような弱虫でも…。」
ミロ「…君じゃなきゃ、ダメさ。この世で君と出会えたのは、君と愛し合うためだと…信じてる。」
ミロは熱く濡れた瞳で葵を見つめると、彼女をかき抱いて唇を重ねた。
優しく、激しく、愛しい気持ちを込めて………。
ミロも葵の目線に合わせるようにしゃがみこんだ。
葵は返事に戸惑うが、ミロの手から血が滴っているのが見えた。
「ミロ様…、手から血が…。」
ミロ「あぁ、これくらいどうって事ないさ。でも、君は血を見るのが嫌いだったね。」
ミロがマントに隠そうとすると、逆に葵がその手を掴み、引き裂いた女官服で止血する。
「ごめんなさい、ミロ様…。私、私…! なんて事…!」
ミロ「これくらい、大丈夫だ。君の命を救えたのなら安いくらいだ。だから、もう泣かないで…。」
ミロが葵を包み込むように抱きしめると、葵も躊躇しながら彼の背に手を回した。
今まで恐れる対象だった聖闘士なのに、こうやって包まれる事に安心を覚える。
「ミロ様、あたたかい…。聖衣を着てるのに、すごく…。」
ミロ「君もだ…。こんなに安心できるぬくもりなんて…初めてだ。」
まだ、雨が激しく降っているのにお互いのぬくもりをはっきり感じる事が出来る。
聖衣や服を着ているのに、体の心まで浸透しそうなぬくもりに2人は身を委ねていた。
ミロ「葵、どうか生きて…。俺の傍で生きて…。」
「…私でよろしいのですか? 私のような弱虫でも…。」
ミロ「…君じゃなきゃ、ダメさ。この世で君と出会えたのは、君と愛し合うためだと…信じてる。」
ミロは熱く濡れた瞳で葵を見つめると、彼女をかき抱いて唇を重ねた。
優しく、激しく、愛しい気持ちを込めて………。