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第1話「怯える瞳」
あれは13年程前、このミロが蠍座の黄金聖闘士に任命されて間もなくだったと思う。
その日、サガとアイオロスが聖衣を纏って人馬宮から降りて来るのを見かけた。
おそらく、近隣の村々へ慰問に行くのだろう。
ミロ「アイオロス、サガ。慰問へ行くの?」
サガ「あぁ、そうだ。」
ロス「今日は居住区の方に行くんだ。」
ミロ「居住区って、非戦闘員の?」
ロス「うん。」
ミロ「俺も行って良い? 俺、黄金聖闘士になってから慰問に行った事ないんだ。」
サガ「しかし…。」
サガの顔色が優れない事に俺は気付いた。
何か、心配事でもあるのだろうか。
ロス「サガ、ミロも連れて行こう。」
サガ「しかし…。」
ロス「道々で事情を説明すればミロもわかってくれるよ。ミロ、一緒に行くなら聖衣を纏っておいで。待っているから。」
ミロ「うん、すぐ戻ってくるからね!」
天蠍宮の中に消えていったミロの後姿を見て、アイオロスとサガは切ない気持ちになった。
サガ「…聞けば、今回慰問する少女もミロくらいの年齢らしい。」
ロス「…そうらしいな。不憫と言えばいいのか、不運と嘆けばよいのか…。サガ、俺は時々、聖闘士が本当に人を救う存在か分からなくなるよ。やりきれない…。」
サガ「そう、だな…。」
あれは13年程前、このミロが蠍座の黄金聖闘士に任命されて間もなくだったと思う。
その日、サガとアイオロスが聖衣を纏って人馬宮から降りて来るのを見かけた。
おそらく、近隣の村々へ慰問に行くのだろう。
ミロ「アイオロス、サガ。慰問へ行くの?」
サガ「あぁ、そうだ。」
ロス「今日は居住区の方に行くんだ。」
ミロ「居住区って、非戦闘員の?」
ロス「うん。」
ミロ「俺も行って良い? 俺、黄金聖闘士になってから慰問に行った事ないんだ。」
サガ「しかし…。」
サガの顔色が優れない事に俺は気付いた。
何か、心配事でもあるのだろうか。
ロス「サガ、ミロも連れて行こう。」
サガ「しかし…。」
ロス「道々で事情を説明すればミロもわかってくれるよ。ミロ、一緒に行くなら聖衣を纏っておいで。待っているから。」
ミロ「うん、すぐ戻ってくるからね!」
天蠍宮の中に消えていったミロの後姿を見て、アイオロスとサガは切ない気持ちになった。
サガ「…聞けば、今回慰問する少女もミロくらいの年齢らしい。」
ロス「…そうらしいな。不憫と言えばいいのか、不運と嘆けばよいのか…。サガ、俺は時々、聖闘士が本当に人を救う存在か分からなくなるよ。やりきれない…。」
サガ「そう、だな…。」
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