恋の旋律
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沙織「実は、葵さんにお仕事のお話をしようと思いまして。社長さんには既に話を通してありますけど、最終的には葵さんの同意を頂かなくてはいけません。」
「どんな、お仕事?」
沙織「撮影のお仕事ですわ。」
「撮影…?」
撮影といっても種類は様々。
葵は女優も歌手もこなしているので、その幅は広い。
沙織「葵さん、CDを出す予定がおありですね?」
「あ、うん…。私が好きな歌をカバーさせてもらえるようになったんだ。」
沙織「そのPV撮影、ギリシャに来ていただけませんか?」
「ギリシャに?」
沙織「えぇ。撮影も滞在も…聖域で。」
「サ、聖域で!?」
葵は沙織に関する事情は全て承知済みなので、聖域の事も知っている。
沙織「撮影などは信用の置ける人材を、機材の用意も既に整っています。…正直、今の日本に葵さんを置いておけないと思いましたので、独断で社長さんと話をさせていただきました。今の葵さんに必要なのは、静かに心休まる時間です。そして、傷を癒す場所…。残念ながら、葵さんはあまりに有名になりすぎました。これでは、日本のどこに居ても…。」
「沙織ちゃん…。」
沙織のせめてもの思いやりなのだ。
聖域ならばまずマスコミが入る事は出来ない。
入ったところで、すぐに記憶を消されて追い出されるだろう。
そして、何より自分の中に居る誰かが呼びかけるのだ。
『ギリシャへ。』と………。
「どんな、お仕事?」
沙織「撮影のお仕事ですわ。」
「撮影…?」
撮影といっても種類は様々。
葵は女優も歌手もこなしているので、その幅は広い。
沙織「葵さん、CDを出す予定がおありですね?」
「あ、うん…。私が好きな歌をカバーさせてもらえるようになったんだ。」
沙織「そのPV撮影、ギリシャに来ていただけませんか?」
「ギリシャに?」
沙織「えぇ。撮影も滞在も…聖域で。」
「サ、聖域で!?」
葵は沙織に関する事情は全て承知済みなので、聖域の事も知っている。
沙織「撮影などは信用の置ける人材を、機材の用意も既に整っています。…正直、今の日本に葵さんを置いておけないと思いましたので、独断で社長さんと話をさせていただきました。今の葵さんに必要なのは、静かに心休まる時間です。そして、傷を癒す場所…。残念ながら、葵さんはあまりに有名になりすぎました。これでは、日本のどこに居ても…。」
「沙織ちゃん…。」
沙織のせめてもの思いやりなのだ。
聖域ならばまずマスコミが入る事は出来ない。
入ったところで、すぐに記憶を消されて追い出されるだろう。
そして、何より自分の中に居る誰かが呼びかけるのだ。
『ギリシャへ。』と………。