一輪の花
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タナ「ところでアテナ。新しき射手座とは如何なる者か?」
沙織「…そういえば、お教えしていませんでしたね。実は…。」
沙織は葵の事を説明する。
風を自在に操れる女性である事。
勝利を司る女神ニケの化身ではあるが、覚醒を拒んだ事も。
ヒュプ「ニケが、降臨したのか…。」
沙織「本人はあくまでもニケとしての覚醒を拒んでおりますけどね? それでも、彼女はニケです。まごう事無く、私の従神であり、友でもあったニケです。」
黄金の杖を見上げる沙織の目は、とても穏やかだ。
沙織「射手座の聖衣に付いている翼も、この杖も、ニケは己の手に再び戻すつもりは無いと言っています。人のまま、射手座に就任します。そして、聖域の闇を担うと言ってくれました。」
タナ「闇を担う?」
ヒュプ「聖域とはいえ、人の業が無いわけでもない。その業を仕切るという事か?」
沙織「えぇ。聖域の者でありながら、聖域に背く者達の処罰一切を彼女にお願いしました。そして、聖域の未来を担う子供たちの庇護も。」
海皇「ニケは、神でも人でも幼子達を大切にしていたからな…。ちょうど良いお役目ではないか。」
沙織「えぇ。…彼女は今、アテナ神殿にある寝所で潔斎に入っています。明日になれば、就任式で見る事も叶いましょう。」
冥王「楽しみだな。」
こうして、1夜は過ぎていった---。
~続く~
沙織「…そういえば、お教えしていませんでしたね。実は…。」
沙織は葵の事を説明する。
風を自在に操れる女性である事。
勝利を司る女神ニケの化身ではあるが、覚醒を拒んだ事も。
ヒュプ「ニケが、降臨したのか…。」
沙織「本人はあくまでもニケとしての覚醒を拒んでおりますけどね? それでも、彼女はニケです。まごう事無く、私の従神であり、友でもあったニケです。」
黄金の杖を見上げる沙織の目は、とても穏やかだ。
沙織「射手座の聖衣に付いている翼も、この杖も、ニケは己の手に再び戻すつもりは無いと言っています。人のまま、射手座に就任します。そして、聖域の闇を担うと言ってくれました。」
タナ「闇を担う?」
ヒュプ「聖域とはいえ、人の業が無いわけでもない。その業を仕切るという事か?」
沙織「えぇ。聖域の者でありながら、聖域に背く者達の処罰一切を彼女にお願いしました。そして、聖域の未来を担う子供たちの庇護も。」
海皇「ニケは、神でも人でも幼子達を大切にしていたからな…。ちょうど良いお役目ではないか。」
沙織「えぇ。…彼女は今、アテナ神殿にある寝所で潔斎に入っています。明日になれば、就任式で見る事も叶いましょう。」
冥王「楽しみだな。」
こうして、1夜は過ぎていった---。
~続く~