一輪の花
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鏡の中に映っているのは、竜の一族の長・黄竜。
「…黄竜。」
黄竜「皆まで言わんでもいい。決意は変わらぬか?」
「…えぇ。僕は1人でも多くの子供達を守りたい。僕のような不幸な子供を1人でも無くしたい。」
黄竜「そうか…。我らは任務以外には力を使ってはならぬ、例え人助けとなろうとも。それは我ら一族の正体をひた隠しにしてこれた理由でもあるがな…。その人助けが、そこで出来ると判断したのじゃな?」
「そうです。ただ、アテナに従属や隷属を誓うのではありません。アテナの命令も拒否するも受諾するも自由。その見返りとして聖域の汚れ役を買って出ました。」
黄竜「やはり、ワシの夢見は当たってしまったな…。じゃが、こればっかりは仕方があるまい。では、改めて申し渡す。」
凛とした黄竜の声に、白竜は跪く。
黄竜「この瞬間より、そなたから白竜の名、権限、全てを召し上げる。なお、そなたの次席に付いておる者へこれら全てを継承させる。」
「承知いたしました。」
黄竜「なお、引退した竜達が組織して居る一族の最高諮問機関、元老院への籍入れはそなたの選択自由とするが、いかに?」
「…籍だけは入れておいてください。何かあれば、風で…。」
黄竜「わかった。城戸嬢、それに歴々の聖闘士殿たちに申し上げる。この娘は、今から白竜を名乗る事一切を禁じ、その権限も消滅。故に、今よりこの娘は本名を名乗る。これからは葵と呼ばれるがよろしかろう。よいな、葵?」
「御意のままに。」
黄竜「…健やかに在れ。」
それだけ言い残し、黄竜の鏡は消滅した。
その瞬間、この場にいる1人の女性の名は白竜から葵になった。
次期教皇・アイオロスの教皇即位式、次期射手座・葵の継承式へ大きな一歩を踏み出した瞬間である。
~続く~
「…黄竜。」
黄竜「皆まで言わんでもいい。決意は変わらぬか?」
「…えぇ。僕は1人でも多くの子供達を守りたい。僕のような不幸な子供を1人でも無くしたい。」
黄竜「そうか…。我らは任務以外には力を使ってはならぬ、例え人助けとなろうとも。それは我ら一族の正体をひた隠しにしてこれた理由でもあるがな…。その人助けが、そこで出来ると判断したのじゃな?」
「そうです。ただ、アテナに従属や隷属を誓うのではありません。アテナの命令も拒否するも受諾するも自由。その見返りとして聖域の汚れ役を買って出ました。」
黄竜「やはり、ワシの夢見は当たってしまったな…。じゃが、こればっかりは仕方があるまい。では、改めて申し渡す。」
凛とした黄竜の声に、白竜は跪く。
黄竜「この瞬間より、そなたから白竜の名、権限、全てを召し上げる。なお、そなたの次席に付いておる者へこれら全てを継承させる。」
「承知いたしました。」
黄竜「なお、引退した竜達が組織して居る一族の最高諮問機関、元老院への籍入れはそなたの選択自由とするが、いかに?」
「…籍だけは入れておいてください。何かあれば、風で…。」
黄竜「わかった。城戸嬢、それに歴々の聖闘士殿たちに申し上げる。この娘は、今から白竜を名乗る事一切を禁じ、その権限も消滅。故に、今よりこの娘は本名を名乗る。これからは葵と呼ばれるがよろしかろう。よいな、葵?」
「御意のままに。」
黄竜「…健やかに在れ。」
それだけ言い残し、黄竜の鏡は消滅した。
その瞬間、この場にいる1人の女性の名は白竜から葵になった。
次期教皇・アイオロスの教皇即位式、次期射手座・葵の継承式へ大きな一歩を踏み出した瞬間である。
~続く~