一輪の花
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そして、現場に辿り着いた沙織とシオン、黄金の面々、それに貴鬼とマキシ。
そこには腰を抜かして無様に這い蹲る雑兵たち。
雑兵たちは沙織達に気が付き、更に這い蹲って助けを求める。
雑兵「アテナ!」
雑兵「アテナ、教皇! どうかお助けを! この者が我々を殺そうとするのです!」
雑兵「この聖域で何の権限も持たぬ者が、アテナの兵である我らを裁く権利など…!」
自分達の罪を棚に上げ、あくまで自分達に牙を向く白竜を罰せよと言う。
沙織はかつてないほど冷たい目と声で彼らの訴えに答える。
沙織「事情は全て訓練生から聞きました。貴方がたが無体を働き、未来ある訓練生達を口汚く罵った事も。そのような者、私の兵に必要ありません。たった今、貴方がたを見限ります。」
雑兵「ア、アテナ!?」
雑兵「私達より、この者を信じると仰るのですか!?」
沙織「白竜の怒りは、私の怒りでもあります。…白竜、こういう言い方はよろしくないかもしれませんが、この件での処罰全てを貴女に委ねます。」
「承知。ついでと言っては何だが、僕のローブに包まれている少年の治療をお願いします。胸を強く蹴られたようなので。」
沙織「カミュ、お願いします。」
カミュ「御意。」
カミュは倒れている少年の元に赴き、ヒーリングをしながら様子を見る。
「どうですか、その子は?」
カミュ「…肋骨にひびが入っているが、命に別状はない。ヒーリングして、しばらく安静にしていれば治る。…心に負った傷はわからないが。」
「治療をお願いできますか?」
カミュ「引き受けた。」
カミュが治療を始めると、周りの子供達が安心して泣き出す。
子供「よかったよぉ、死んじゃうかと思ったよぅ…!」
子供「カミュ様、大丈夫だよね?」
カミュ「大丈夫だ、安心しなさい。お前達も良く耐えた、偉いぞ。」
その様子を見て、白竜も一安心して、再び雑兵たちに冷たい視線を戻す。
そこには腰を抜かして無様に這い蹲る雑兵たち。
雑兵たちは沙織達に気が付き、更に這い蹲って助けを求める。
雑兵「アテナ!」
雑兵「アテナ、教皇! どうかお助けを! この者が我々を殺そうとするのです!」
雑兵「この聖域で何の権限も持たぬ者が、アテナの兵である我らを裁く権利など…!」
自分達の罪を棚に上げ、あくまで自分達に牙を向く白竜を罰せよと言う。
沙織はかつてないほど冷たい目と声で彼らの訴えに答える。
沙織「事情は全て訓練生から聞きました。貴方がたが無体を働き、未来ある訓練生達を口汚く罵った事も。そのような者、私の兵に必要ありません。たった今、貴方がたを見限ります。」
雑兵「ア、アテナ!?」
雑兵「私達より、この者を信じると仰るのですか!?」
沙織「白竜の怒りは、私の怒りでもあります。…白竜、こういう言い方はよろしくないかもしれませんが、この件での処罰全てを貴女に委ねます。」
「承知。ついでと言っては何だが、僕のローブに包まれている少年の治療をお願いします。胸を強く蹴られたようなので。」
沙織「カミュ、お願いします。」
カミュ「御意。」
カミュは倒れている少年の元に赴き、ヒーリングをしながら様子を見る。
「どうですか、その子は?」
カミュ「…肋骨にひびが入っているが、命に別状はない。ヒーリングして、しばらく安静にしていれば治る。…心に負った傷はわからないが。」
「治療をお願いできますか?」
カミュ「引き受けた。」
カミュが治療を始めると、周りの子供達が安心して泣き出す。
子供「よかったよぉ、死んじゃうかと思ったよぅ…!」
子供「カミュ様、大丈夫だよね?」
カミュ「大丈夫だ、安心しなさい。お前達も良く耐えた、偉いぞ。」
その様子を見て、白竜も一安心して、再び雑兵たちに冷たい視線を戻す。