一輪の花
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一方、12宮ではマキシの報せを受け、貴鬼がムウやシオンにテレパシーで事の詳細を伝える。
その時、まだ黄金聖闘士たちは教皇の間に全員揃っていた。
シオンは沙織に指示を仰ぐ。
沙織「まだ幼い訓練生にそのような酷い事をする者など、聖域には必要ありません。然るべき処分を下しなさい。」
シオン「御意。しかし、先に向かった白竜は如何いたしましょう?」
沙織「あの子達が傷つけられた事で雑兵たちへ攻撃を加えているかもしれません。今は聖域で何ら権限を持たぬ白竜ですが、今回は不問にいたします。とりあえず、担当の黄金聖闘士を向かわせましょう。」
年少の訓練生を担当しているのはカミュ。
彼はシベリア時代に氷河とアイザックという2人の少年を立派に指導できた腕を見込まれて、その担当責任者に任命され、聖域における訓練生の指導も熱心にしている。
カミュ「では、行って参ります。」
シオン「アテナは如何なさいますか?」
沙織「…私も見に参ります。訓練生達を少しでも勇気付けてあげたいのです。なにより、白竜の裁きを見届けたい。」
シオン「なれば、私もお供いたします。」
沙織は頼みますと言うと、ニケを持って教皇の間を出て行った。
残された黄金たちはどうすべきかと迷っていたが、彼らも事の顛末を見届けに沙織の後を追っていくのだった。
先頭を行くカミュに、ミロが追いつく。
ミロ「白竜は怒ってるだろうな。」
カミュ「彼女は、雑兵たちに厳しい態度で臨むだろう。」
ミロ「うん…、俺もそう思う。自分の過去と照らし合わせてしまいそうだからな。」
カミュ「あぁ。彼女は突っ張っている面もあるが、本当は心優しいのだ。そうでなければ、あの子たちが慕うはずも無い。」
子供達は純粋で、物事を正しく見抜ける力を有する。
もし、白竜にやましい所があるなら彼らも彼女を慕わないだろう。
しかし、白竜は年少の訓練生にとって姉のような存在になっている。
本当は、彼女が優しいのだと見抜いているから---。
その時、まだ黄金聖闘士たちは教皇の間に全員揃っていた。
シオンは沙織に指示を仰ぐ。
沙織「まだ幼い訓練生にそのような酷い事をする者など、聖域には必要ありません。然るべき処分を下しなさい。」
シオン「御意。しかし、先に向かった白竜は如何いたしましょう?」
沙織「あの子達が傷つけられた事で雑兵たちへ攻撃を加えているかもしれません。今は聖域で何ら権限を持たぬ白竜ですが、今回は不問にいたします。とりあえず、担当の黄金聖闘士を向かわせましょう。」
年少の訓練生を担当しているのはカミュ。
彼はシベリア時代に氷河とアイザックという2人の少年を立派に指導できた腕を見込まれて、その担当責任者に任命され、聖域における訓練生の指導も熱心にしている。
カミュ「では、行って参ります。」
シオン「アテナは如何なさいますか?」
沙織「…私も見に参ります。訓練生達を少しでも勇気付けてあげたいのです。なにより、白竜の裁きを見届けたい。」
シオン「なれば、私もお供いたします。」
沙織は頼みますと言うと、ニケを持って教皇の間を出て行った。
残された黄金たちはどうすべきかと迷っていたが、彼らも事の顛末を見届けに沙織の後を追っていくのだった。
先頭を行くカミュに、ミロが追いつく。
ミロ「白竜は怒ってるだろうな。」
カミュ「彼女は、雑兵たちに厳しい態度で臨むだろう。」
ミロ「うん…、俺もそう思う。自分の過去と照らし合わせてしまいそうだからな。」
カミュ「あぁ。彼女は突っ張っている面もあるが、本当は心優しいのだ。そうでなければ、あの子たちが慕うはずも無い。」
子供達は純粋で、物事を正しく見抜ける力を有する。
もし、白竜にやましい所があるなら彼らも彼女を慕わないだろう。
しかし、白竜は年少の訓練生にとって姉のような存在になっている。
本当は、彼女が優しいのだと見抜いているから---。