一輪の花
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沙織「まさか、こんな事があったなんて…。」
アテナとしての覚醒がまだそんなに長くない沙織には、こんな神代の記憶など戻っていない。
自分の事でありながら、自分で覚えていないのだ。
アフロ「ですが、射手座が稀有な存在とは一体どういう事なのでしょう?」
シオン「射手座は聖戦が間近ではないと目覚めん。」
ロス「ですが、私は現に…。」
シオン「射手座は、大きな聖戦が控えていないと現れぬ。他の黄金は聖戦が起こらぬ時には数名存在していたようだがな。」
現代黄金たちが話し終わると、初代たちが話を再開する。
牡牛『しかしながら、88の聖闘士が揃わぬとなれば…聖戦では大きな穴となるでしょう。いかがなさいますか、アテナ。』
アテナ『…星の知らせでは、あと数日で大きな聖戦が起こるとあります。それまでに解決方法を見つけなければ、この地上は…!』
その時、ニケがアテナと射手座聖衣の間に立ってアテナに跪く。
ニケ『アテナ、私に考えがございます。』
アテナ『考えとは?』
ニケ『…私の力を聖衣に宿し、ニケの力をコントロールできるようにするのです。』
アテナ『しかし、貴女の力を聖衣に宿すとなれば、その大きな力ゆえに聖衣が形を留めて置けないのではなくて?』
ニケ『確かに1つの物質に留めるには限度がございます。しかし、2つに分ければ何とかなるはずです。』
アテナ『ですが、それでは貴女は…。』
ニケ『ニケの力全てを二等分するのです。この身も…長くはもたないでしょう。ですが、勝利の女神としての力は聖衣、そしてもう1つの形を持って貴女様の側に永劫つき従うでしょう。』
アテナ『いけません、そんな事はいけません!』
ニケ『でも、そうしなければ永遠に射手座は現れず、地上もいつか滅びてしまいます!』
アテナ『貴女が消滅したら、水瓶座はどうすればよいのですか!?』
その言葉にカミュが顔を上げる。
カミュ「初代の水瓶座が一体…?」
初代水瓶座は何かを耐えているようだった。
苦しそうに、悲しそうに。
アテナ『私は知っておりますよ? 貴女たちは愛し合っているのでしょう?』
ニケと水瓶座は目を見開く。
ニケ『どうして、それを…。』
水瓶『申し訳ございません、アテナ!! 人の身で神に恋するなど、許されざる大罪…! ですが、私はニケをっ…!!』
初代たちは驚き、アテナ、ニケ、水瓶座を交互に見やっていた。
カミュ「初代水瓶座が、ニケと愛し合っていた…!?」
ミロ「マジかよ…。」
アテナとしての覚醒がまだそんなに長くない沙織には、こんな神代の記憶など戻っていない。
自分の事でありながら、自分で覚えていないのだ。
アフロ「ですが、射手座が稀有な存在とは一体どういう事なのでしょう?」
シオン「射手座は聖戦が間近ではないと目覚めん。」
ロス「ですが、私は現に…。」
シオン「射手座は、大きな聖戦が控えていないと現れぬ。他の黄金は聖戦が起こらぬ時には数名存在していたようだがな。」
現代黄金たちが話し終わると、初代たちが話を再開する。
牡牛『しかしながら、88の聖闘士が揃わぬとなれば…聖戦では大きな穴となるでしょう。いかがなさいますか、アテナ。』
アテナ『…星の知らせでは、あと数日で大きな聖戦が起こるとあります。それまでに解決方法を見つけなければ、この地上は…!』
その時、ニケがアテナと射手座聖衣の間に立ってアテナに跪く。
ニケ『アテナ、私に考えがございます。』
アテナ『考えとは?』
ニケ『…私の力を聖衣に宿し、ニケの力をコントロールできるようにするのです。』
アテナ『しかし、貴女の力を聖衣に宿すとなれば、その大きな力ゆえに聖衣が形を留めて置けないのではなくて?』
ニケ『確かに1つの物質に留めるには限度がございます。しかし、2つに分ければ何とかなるはずです。』
アテナ『ですが、それでは貴女は…。』
ニケ『ニケの力全てを二等分するのです。この身も…長くはもたないでしょう。ですが、勝利の女神としての力は聖衣、そしてもう1つの形を持って貴女様の側に永劫つき従うでしょう。』
アテナ『いけません、そんな事はいけません!』
ニケ『でも、そうしなければ永遠に射手座は現れず、地上もいつか滅びてしまいます!』
アテナ『貴女が消滅したら、水瓶座はどうすればよいのですか!?』
その言葉にカミュが顔を上げる。
カミュ「初代の水瓶座が一体…?」
初代水瓶座は何かを耐えているようだった。
苦しそうに、悲しそうに。
アテナ『私は知っておりますよ? 貴女たちは愛し合っているのでしょう?』
ニケと水瓶座は目を見開く。
ニケ『どうして、それを…。』
水瓶『申し訳ございません、アテナ!! 人の身で神に恋するなど、許されざる大罪…! ですが、私はニケをっ…!!』
初代たちは驚き、アテナ、ニケ、水瓶座を交互に見やっていた。
カミュ「初代水瓶座が、ニケと愛し合っていた…!?」
ミロ「マジかよ…。」