一輪の花
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目を開けると、そこはアテナ神像の真下。
しかし、そこは今よりももっと新しく華美な場所である。
沙織「これは、一体…。」
「ここは聖域です。」
サガ「しかし、少し様子がおかしいが…。」
「正確に言えば、過去の聖域。それも、聖衣と聖闘士の起源の頃の…。」
カノン「それでは、神話の時代!?」
「そうです。これは、射手座が記憶している神話の時代です。」
しばらくすると、アテナ神殿に人が集まってきた。
それは初代と呼んでもおかしくない黄金たち。
その外見は、恐ろしいほど現代黄金と似通っていた。
シュラ「まるで、鏡を見ているようだな…;」
カミュ「あぁ、だが…射手座が居ないぞ。」
そして、アテナともう1人の女性が出てきた。
黄金たちが一斉に跪いたところを見ると、これが神話のアテナであろう。
これまた、沙織にそっくりである。
その上、脇に従えている女性を見ると…。
童虎「あれは、白竜にそっくりな女子じゃの…。」
しばらくすると、アテナは悲しげに話し出した。
アテナ『射手座はまだ集まりませんか…。』
牡羊『御意。我ら聖闘士88の内、87までは揃いました。しかし、射手座のみ未だ…。』
アテナ『星の導きが、今の時代に射手座を見出せないのでしょうか。貴女はどう思いますか、ニケ。』
現代「「ニケ!!??」」
アテナに仕える女官と思いきや、その女性はニケ。
アテナの半身とも言える、勝利の女神。
ニケ『恐れながら、アテナ。射手座は稀有な存在になりましょう。』
アテナ『何故でしょう?』
ニケ『射手座は何故か私と同じ素質をその身に宿すようです。』
アテナ『ニケと同じ素質?』
ニケ『はい。私ではなくても、私に限りなく近い素質。ニケの素質をその身に宿す者だけが射手座となりえるようです。』
乙女『では、ニケの肉体資格を持つ者が射手座に…?』
ニケ『えぇ、そうでしょうね。ですが、神の魂が宿る肉体など、早々簡単に現れるものでは有りません。そして、男性の場合、素質が強くても私が宿る事は出来ません。力に振り回され、自滅するのがオチでしょう。』
獅子『では、射手座の意思が聖闘士を導くのを拒否しているのでしょうか?』
アテナ『そうかもしれません。自分を纏った瞬間、力に振り回されて自滅するとわかれば、聖衣は持ち主を見つけていてもその身を案じて指名する事もないでしょう。』
アテナは複雑そうな表情で、未だ装着形態になっていない射手座を見た。
その聖衣には翼のパーツが無い。
しかし、そこは今よりももっと新しく華美な場所である。
沙織「これは、一体…。」
「ここは聖域です。」
サガ「しかし、少し様子がおかしいが…。」
「正確に言えば、過去の聖域。それも、聖衣と聖闘士の起源の頃の…。」
カノン「それでは、神話の時代!?」
「そうです。これは、射手座が記憶している神話の時代です。」
しばらくすると、アテナ神殿に人が集まってきた。
それは初代と呼んでもおかしくない黄金たち。
その外見は、恐ろしいほど現代黄金と似通っていた。
シュラ「まるで、鏡を見ているようだな…;」
カミュ「あぁ、だが…射手座が居ないぞ。」
そして、アテナともう1人の女性が出てきた。
黄金たちが一斉に跪いたところを見ると、これが神話のアテナであろう。
これまた、沙織にそっくりである。
その上、脇に従えている女性を見ると…。
童虎「あれは、白竜にそっくりな女子じゃの…。」
しばらくすると、アテナは悲しげに話し出した。
アテナ『射手座はまだ集まりませんか…。』
牡羊『御意。我ら聖闘士88の内、87までは揃いました。しかし、射手座のみ未だ…。』
アテナ『星の導きが、今の時代に射手座を見出せないのでしょうか。貴女はどう思いますか、ニケ。』
現代「「ニケ!!??」」
アテナに仕える女官と思いきや、その女性はニケ。
アテナの半身とも言える、勝利の女神。
ニケ『恐れながら、アテナ。射手座は稀有な存在になりましょう。』
アテナ『何故でしょう?』
ニケ『射手座は何故か私と同じ素質をその身に宿すようです。』
アテナ『ニケと同じ素質?』
ニケ『はい。私ではなくても、私に限りなく近い素質。ニケの素質をその身に宿す者だけが射手座となりえるようです。』
乙女『では、ニケの肉体資格を持つ者が射手座に…?』
ニケ『えぇ、そうでしょうね。ですが、神の魂が宿る肉体など、早々簡単に現れるものでは有りません。そして、男性の場合、素質が強くても私が宿る事は出来ません。力に振り回され、自滅するのがオチでしょう。』
獅子『では、射手座の意思が聖闘士を導くのを拒否しているのでしょうか?』
アテナ『そうかもしれません。自分を纏った瞬間、力に振り回されて自滅するとわかれば、聖衣は持ち主を見つけていてもその身を案じて指名する事もないでしょう。』
アテナは複雑そうな表情で、未だ装着形態になっていない射手座を見た。
その聖衣には翼のパーツが無い。