一輪の花
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
グラード財団の総力を挙げての交渉に、竜の一族から返事が来たのは彼らと接触を図ってから1ヵ月後の事だった。
沙織は護衛にシオン、サガを連れて指定された場所へと赴いた。
シオン「これはまた、雅な庭園と館よ…。」
沙織「本当に。庭の手入れも大変でしょうに。」
サガ「アテナ、迎えのようです。」
庭の一角にある東屋で待たされていた3人の元へ和服姿の女性がやってきた。
女性「城戸沙織様とそのお付の方でございますね?」
シオン「左様。」
女性「黄竜様が御案内せよとの仰せですので、どうぞこちらへ…。」
庭を渡り、茶室に通された。
中には禿頭の好々爺が茶を立てる準備をしている。
黄竜「俟たせましたの、お客人。ワシが竜の一族の長、黄竜(おうりゅう)じゃ。」
沙織「城戸沙織と申します。こちらは、シオンとサガ。私のSPです。」
シオン「シオンと申す。」
サガ「サガといいます。」
黄竜「ホホッ、日本語が話せるのじゃの。会話には苦労せんようでよかったわい。」
?「黄竜、お呼びでしょうか。」
茶室の外から声がかかる。
黄竜「おお、入ってきなさい。」
?「はい。」
入ってきたのは、和服姿の青年だった。
和服の上からも逞しい体つきがわかり、凛とした佇まいに沙織たちも一瞬見惚れた。
黄竜「これ、この間話したお客人たちじゃ。御挨拶しなさい。」
?「はっ。」
青年は畳の上に座すると、深々と礼を取った。
黒竜「私の名は黒竜(こくりゅう)。以後、お見知りおきを。」
そして、沙織は此処へ来た理由を2人に説明した。
アテナ、聖闘士、聖域の事。
これまでにあった神々の争いの話。
射手座の黄金聖闘士がこの一族の関係者である推察。
此処へ来る前、中天にあった太陽も傾いていた。
沙織は護衛にシオン、サガを連れて指定された場所へと赴いた。
シオン「これはまた、雅な庭園と館よ…。」
沙織「本当に。庭の手入れも大変でしょうに。」
サガ「アテナ、迎えのようです。」
庭の一角にある東屋で待たされていた3人の元へ和服姿の女性がやってきた。
女性「城戸沙織様とそのお付の方でございますね?」
シオン「左様。」
女性「黄竜様が御案内せよとの仰せですので、どうぞこちらへ…。」
庭を渡り、茶室に通された。
中には禿頭の好々爺が茶を立てる準備をしている。
黄竜「俟たせましたの、お客人。ワシが竜の一族の長、黄竜(おうりゅう)じゃ。」
沙織「城戸沙織と申します。こちらは、シオンとサガ。私のSPです。」
シオン「シオンと申す。」
サガ「サガといいます。」
黄竜「ホホッ、日本語が話せるのじゃの。会話には苦労せんようでよかったわい。」
?「黄竜、お呼びでしょうか。」
茶室の外から声がかかる。
黄竜「おお、入ってきなさい。」
?「はい。」
入ってきたのは、和服姿の青年だった。
和服の上からも逞しい体つきがわかり、凛とした佇まいに沙織たちも一瞬見惚れた。
黄竜「これ、この間話したお客人たちじゃ。御挨拶しなさい。」
?「はっ。」
青年は畳の上に座すると、深々と礼を取った。
黒竜「私の名は黒竜(こくりゅう)。以後、お見知りおきを。」
そして、沙織は此処へ来た理由を2人に説明した。
アテナ、聖闘士、聖域の事。
これまでにあった神々の争いの話。
射手座の黄金聖闘士がこの一族の関係者である推察。
此処へ来る前、中天にあった太陽も傾いていた。