一輪の花
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「お姉ちゃん、熱いよぅ…!」
マキシの体力や気力も限界が近い。
このままでは蒸し焼きだ。
白竜は意を決して、マキシを更に深く抱え込んだ。
「マキシ、今から僕が術を使う。しっかり捕まっていて。」
マキシ「ここから出られるの?」
「うん。でも、僕にしっかり捕まるんだよ。吹き飛ばされるかもしれないからね。」
マキシは白竜にしっかりとしがみ付く。
「いい子だね。」
白竜は目を閉じて、気を高めた。
今まで以上に風たちの声が聞こえてきて、その風たちに心で語りかける。
(ここに居る全ての風たち、僕に力を貸して。この子を助ける為に、この子の目指す未来を失わない為に!)
風たちはその呼びかけを感じ取り、応と答える。
「ありがとう…。行くよ…!」
白竜の周囲に風が集いだして彼女の指示を、術の詠唱を待つ。
『地に吹く風たちよ 今 天に立ち昇る時が来た。』
その詠唱に応え出す風たち。
白竜とマキシを包み込むように、そして彼らを中心とするように渦巻きだす風。
『その身を槍と化し 天にその力を指し示せ!』
瞬間、暴風とも言える風が周囲に吹きすさぶ。
マキシ「お、お姉ちゃんっっ!」
「しっかり捕まって、マキシ。行くよ!」
『風槍天牙(ふうそうてんが)!!!』
マキシの体力や気力も限界が近い。
このままでは蒸し焼きだ。
白竜は意を決して、マキシを更に深く抱え込んだ。
「マキシ、今から僕が術を使う。しっかり捕まっていて。」
マキシ「ここから出られるの?」
「うん。でも、僕にしっかり捕まるんだよ。吹き飛ばされるかもしれないからね。」
マキシは白竜にしっかりとしがみ付く。
「いい子だね。」
白竜は目を閉じて、気を高めた。
今まで以上に風たちの声が聞こえてきて、その風たちに心で語りかける。
(ここに居る全ての風たち、僕に力を貸して。この子を助ける為に、この子の目指す未来を失わない為に!)
風たちはその呼びかけを感じ取り、応と答える。
「ありがとう…。行くよ…!」
白竜の周囲に風が集いだして彼女の指示を、術の詠唱を待つ。
『地に吹く風たちよ 今 天に立ち昇る時が来た。』
その詠唱に応え出す風たち。
白竜とマキシを包み込むように、そして彼らを中心とするように渦巻きだす風。
『その身を槍と化し 天にその力を指し示せ!』
瞬間、暴風とも言える風が周囲に吹きすさぶ。
マキシ「お、お姉ちゃんっっ!」
「しっかり捕まって、マキシ。行くよ!」
『風槍天牙(ふうそうてんが)!!!』