一輪の花
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燃え盛る炎の中、白竜はローブを頭から引っかぶってマキシを探す。
風たちも必死に探してくれていて、およその位置は掴めているものの炎が行く手を阻む。
(マキシはきっと誰かの救いを待っている。何としても助けなきゃ!)
普段から聖闘士やアテナを心から信じ、敬っているマキシの事だ。
彼らに救いを求める声を上げているに違いない。
自分は聖闘士ではないけれど、その声に応えて彼を助け出す事に何の憂いがあろう。
しばらくすると、階段が見えた。
その下にうずくまる人影を見つけ、白竜は駆け寄る。
「マキシ!!!」
マキシ「あ、お姉ちゃん…! お姉ちゃん、お姉ちゃん!!!!!」
マキシは白竜にしがみ付いた。
その体には火ぶくれや火傷も見えて、痛々しい。
「痛かったね、怖かったね、良く頑張ったね。」
白竜がしゃがんでマキシの背をポンポンと叩く。
それに安心したのか、マキシは白竜にしがみ付き、ワンワン泣き出した。
マキシ「お姉ちゃん、お姉ちゃん!!」
「早くここから出ようね、マキシ。」
白竜はローブの中にマキシを囲い、来た道を戻ろうとした。
しかし、先ほどよりも炎の勢いが増してきて、それも困難な状況だ。
マキシ「お姉ちゃん……!」
マキシも危機を察しているのか、不安そうな声を出す。
「大丈夫、マキシはきっと助けるからね。」
彼女の頭の中はどうやってここから逃げるかという算段とシュミレーションが行われている。
(こんな時に、赤竜や蒼竜が居れば一発で脱出できるのにな。)
同じ竜の一族である彼らの事を思い出す。
赤竜は火を、蒼竜は水を操る。
どちらかがこの場に居れば、それこそあっという間に事は終わるのに。
(居ない人間の事を考えても仕方が無い、か。)
その間にも炎の勢いが増し、温度も上がってきた。
風たちも必死に探してくれていて、およその位置は掴めているものの炎が行く手を阻む。
(マキシはきっと誰かの救いを待っている。何としても助けなきゃ!)
普段から聖闘士やアテナを心から信じ、敬っているマキシの事だ。
彼らに救いを求める声を上げているに違いない。
自分は聖闘士ではないけれど、その声に応えて彼を助け出す事に何の憂いがあろう。
しばらくすると、階段が見えた。
その下にうずくまる人影を見つけ、白竜は駆け寄る。
「マキシ!!!」
マキシ「あ、お姉ちゃん…! お姉ちゃん、お姉ちゃん!!!!!」
マキシは白竜にしがみ付いた。
その体には火ぶくれや火傷も見えて、痛々しい。
「痛かったね、怖かったね、良く頑張ったね。」
白竜がしゃがんでマキシの背をポンポンと叩く。
それに安心したのか、マキシは白竜にしがみ付き、ワンワン泣き出した。
マキシ「お姉ちゃん、お姉ちゃん!!」
「早くここから出ようね、マキシ。」
白竜はローブの中にマキシを囲い、来た道を戻ろうとした。
しかし、先ほどよりも炎の勢いが増してきて、それも困難な状況だ。
マキシ「お姉ちゃん……!」
マキシも危機を察しているのか、不安そうな声を出す。
「大丈夫、マキシはきっと助けるからね。」
彼女の頭の中はどうやってここから逃げるかという算段とシュミレーションが行われている。
(こんな時に、赤竜や蒼竜が居れば一発で脱出できるのにな。)
同じ竜の一族である彼らの事を思い出す。
赤竜は火を、蒼竜は水を操る。
どちらかがこの場に居れば、それこそあっという間に事は終わるのに。
(居ない人間の事を考えても仕方が無い、か。)
その間にも炎の勢いが増し、温度も上がってきた。