一輪の花
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「僕はマキシみたいに訓練を受けたわけじゃない。」
マキシ「そうなの?」
「あぁ。アテナがある儀式で、僕に射手座後継者の可能性があるという事を知ったらしいけど、正式になれるとは限らないんだ。今も、アテナと教皇、黄金聖闘士たちがどうするか話し合っているんだ。それに、僕も日本でお役目があるからね。射手座になるのは難しいかもしれない。」
子供にもわかりやすいように噛み砕いて説明する白竜。
マキシもそれをちゃんと理解していた。
「だから、正式に射手座後継者の事が決まるまで、聖域にお世話になる事にしたんだ。」
貴鬼「最初は青銅の星矢が最有力候補だったんだって。」
マキシ「そうなの? 確かペガサスの聖闘士だよね?」
貴鬼「うん。今までもアテナの危機になると射手座の聖衣が力を貸してくれて、どんな困難も乗り越えてきたからさ。だから、アイオロスも一番に星矢を推したそうなんだ。」
マキシ「でも、星矢は違ったんだよね?」
貴鬼「うん。射手座の聖衣が星矢を認めなかったんだって。それで、アテナが儀式をして候補者が他に居るみたいだってわかって、このお姉ちゃんが呼ばれたってオイラ聞いてるよ?」
「聞いたって、誰に?」
貴鬼「エッヘン! オイラの師匠は黄金聖闘士のムウ様なんだ!」
「ムウといえば、牡羊座の?」
貴鬼「そうさ! ムウ様の師匠はシオン様。オイラもいつか、ムウ様やシオン様みたいな立派な牡羊座の聖闘士になるんだ!」
マキシ「でも、貴鬼は大変だよね? 聖闘士の修行だけじゃなくて、聖衣の修復師の修行もしてるんでしょ?」
貴鬼「う~ん、そうなんだよなぁ。覚える事が沢山ありすぎて、オイラ大変だよ;」
凹み気味の貴鬼を見て、白竜は彼の頭を撫でる。
「何もかも、最初から上手に出来る人間なんて居はしないよ。もちろん君の師匠、そのまた師匠も最初は今の貴鬼みたいに悩んだり、迷ったりしたんじゃないかな? 1つずつ、上手く出来るように頑張れば立派な牡羊座の聖闘士になれるよ。」
穏やかな微笑みの白竜に諭され、貴鬼は表情が明るくなる。
貴鬼「うん! オイラ頑張るよ!」
「うん、頑張れ。」
マキシ「お姉ちゃん、アテナ様のお話聞かせてくれる?」
「良いよ、僕がわかるくらいなら。」
こうして、たった1日で白竜は幼い聖闘士訓練生たちと仲良くなっていった。
マキシ「そうなの?」
「あぁ。アテナがある儀式で、僕に射手座後継者の可能性があるという事を知ったらしいけど、正式になれるとは限らないんだ。今も、アテナと教皇、黄金聖闘士たちがどうするか話し合っているんだ。それに、僕も日本でお役目があるからね。射手座になるのは難しいかもしれない。」
子供にもわかりやすいように噛み砕いて説明する白竜。
マキシもそれをちゃんと理解していた。
「だから、正式に射手座後継者の事が決まるまで、聖域にお世話になる事にしたんだ。」
貴鬼「最初は青銅の星矢が最有力候補だったんだって。」
マキシ「そうなの? 確かペガサスの聖闘士だよね?」
貴鬼「うん。今までもアテナの危機になると射手座の聖衣が力を貸してくれて、どんな困難も乗り越えてきたからさ。だから、アイオロスも一番に星矢を推したそうなんだ。」
マキシ「でも、星矢は違ったんだよね?」
貴鬼「うん。射手座の聖衣が星矢を認めなかったんだって。それで、アテナが儀式をして候補者が他に居るみたいだってわかって、このお姉ちゃんが呼ばれたってオイラ聞いてるよ?」
「聞いたって、誰に?」
貴鬼「エッヘン! オイラの師匠は黄金聖闘士のムウ様なんだ!」
「ムウといえば、牡羊座の?」
貴鬼「そうさ! ムウ様の師匠はシオン様。オイラもいつか、ムウ様やシオン様みたいな立派な牡羊座の聖闘士になるんだ!」
マキシ「でも、貴鬼は大変だよね? 聖闘士の修行だけじゃなくて、聖衣の修復師の修行もしてるんでしょ?」
貴鬼「う~ん、そうなんだよなぁ。覚える事が沢山ありすぎて、オイラ大変だよ;」
凹み気味の貴鬼を見て、白竜は彼の頭を撫でる。
「何もかも、最初から上手に出来る人間なんて居はしないよ。もちろん君の師匠、そのまた師匠も最初は今の貴鬼みたいに悩んだり、迷ったりしたんじゃないかな? 1つずつ、上手く出来るように頑張れば立派な牡羊座の聖闘士になれるよ。」
穏やかな微笑みの白竜に諭され、貴鬼は表情が明るくなる。
貴鬼「うん! オイラ頑張るよ!」
「うん、頑張れ。」
マキシ「お姉ちゃん、アテナ様のお話聞かせてくれる?」
「良いよ、僕がわかるくらいなら。」
こうして、たった1日で白竜は幼い聖闘士訓練生たちと仲良くなっていった。