一輪の花
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数日後、日本とテレビ電話の回線を開き、辰巳から報告が行われた。
沙織「辰巳、先日の紋章の詳細がわかりましたか?」
辰巳「はい、お嬢様。しかし、お嬢様は一体何処からこのような情報を? まさか、この紋章が入った封書など来ておりませんでしょうな?」
沙織「いいえ。」
辰巳「ならば、良いのですが…。」
沙織「辰巳、さっそくですが説明を。」
辰巳「はっ。この紋章は俗にいう裏社会では知らぬ者は居ないという、ある一族の家紋でした。」
沙織「裏社会の一族?」
そう、陽の当たる明るい世界を堂々と歩けぬ、闇の世界の住人。
その中でも知らぬ者がいない一族。
辰巳「彼らは俗に『竜の一族』と呼ばれているそうです。彼らの生業はまさに表沙汰にはできぬものばかり。諜報、密偵、破壊工作、さらには暗殺。表沙汰になれば、それこそ日本の歴史がひっくり返る事も有り得る件もあるそうです。」
デス「イタリアのマフィアみてぇだな。」
辰巳「日本には古来より忍、忍者という存在があるが、その末裔という説もある。」
童虎「それはまた年季の入った話じゃの。」
辰巳「それに加え、なにやら不可思議な力を操るという噂もあるが確証は無い。ただ言える事は、普通の人間ではないという所か。」
沙織「辰巳、彼らの本拠地はわかりましたか?」
辰巳「はい。」
沙織「その場所のデータをこちらへ転送してください。後日、私が直接行って話をつけます。」
辰巳「な、なりません!! 亡き光政様さえ、彼らとの接触は避けておられた! 彼らを敵に回した者は、死に急ぐだけです!」
沙織「私1人ではありません。この中から数人、護衛としてついてもらいますから。」
辰巳の反対も最終的には押し切り、沙織は自ら竜の一族の本拠地へと向かう事となった。
沙織「辰巳、先日の紋章の詳細がわかりましたか?」
辰巳「はい、お嬢様。しかし、お嬢様は一体何処からこのような情報を? まさか、この紋章が入った封書など来ておりませんでしょうな?」
沙織「いいえ。」
辰巳「ならば、良いのですが…。」
沙織「辰巳、さっそくですが説明を。」
辰巳「はっ。この紋章は俗にいう裏社会では知らぬ者は居ないという、ある一族の家紋でした。」
沙織「裏社会の一族?」
そう、陽の当たる明るい世界を堂々と歩けぬ、闇の世界の住人。
その中でも知らぬ者がいない一族。
辰巳「彼らは俗に『竜の一族』と呼ばれているそうです。彼らの生業はまさに表沙汰にはできぬものばかり。諜報、密偵、破壊工作、さらには暗殺。表沙汰になれば、それこそ日本の歴史がひっくり返る事も有り得る件もあるそうです。」
デス「イタリアのマフィアみてぇだな。」
辰巳「日本には古来より忍、忍者という存在があるが、その末裔という説もある。」
童虎「それはまた年季の入った話じゃの。」
辰巳「それに加え、なにやら不可思議な力を操るという噂もあるが確証は無い。ただ言える事は、普通の人間ではないという所か。」
沙織「辰巳、彼らの本拠地はわかりましたか?」
辰巳「はい。」
沙織「その場所のデータをこちらへ転送してください。後日、私が直接行って話をつけます。」
辰巳「な、なりません!! 亡き光政様さえ、彼らとの接触は避けておられた! 彼らを敵に回した者は、死に急ぐだけです!」
沙織「私1人ではありません。この中から数人、護衛としてついてもらいますから。」
辰巳の反対も最終的には押し切り、沙織は自ら竜の一族の本拠地へと向かう事となった。