一輪の花
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山深い森林、白で統一された無機質な建物、白衣を纏った科学者らしき集団、その前に立つ幼い1人の子供、子供の後ろには、質素な服を着た夫婦らしき2人の男女。
父「葵、お前は今日からこのおじさん達と過ごすんだ。」
「え? パパは? ママは?」
母「パパもママも今までのおうちに戻るの。」
「どうして葵は戻れないの? パパもママも葵の事嫌いになったの?」
父「そんな訳ないだろう? ただね、このおじさん達が葵に色々と仕事を手伝って欲しいそうなんだ。それはとっても大事な仕事で、葵が良い子にしていれば、この世の中がとっても良くなる仕組みが出来るそうなんだ。」
「葵が良い子にしたら、世の中が良くなるの?」
幼子が科学者の方を見ると、科学者達はニコニコしながら頷いている。
母「葵が良い子にしていれば、その分ママ達の所へ早く帰れるようになるから、我慢して良い子にしていてね?」
「ママ…、会いに来てくれないの?」
母「ごめんね? おじさん達のお仕事が終わるまではパパもママも会いに来れないの。でも、これを持っていて?」
母親は自分が付けていたネックレスを幼子にかけた。
「これ、ママの大事な十字架…。」
母「これをパパとママだと思ってね?」
胸元で光る銀色の十字架。
父「大丈夫、神様がきっとお前を見守ってくれるよ。必ず葵を迎えに来るからな? それまで、良い子にしているんだぞ?」
「うん……。」
そして、幼子を科学者達に預け、両親は去った。
父「葵、お前は今日からこのおじさん達と過ごすんだ。」
「え? パパは? ママは?」
母「パパもママも今までのおうちに戻るの。」
「どうして葵は戻れないの? パパもママも葵の事嫌いになったの?」
父「そんな訳ないだろう? ただね、このおじさん達が葵に色々と仕事を手伝って欲しいそうなんだ。それはとっても大事な仕事で、葵が良い子にしていれば、この世の中がとっても良くなる仕組みが出来るそうなんだ。」
「葵が良い子にしたら、世の中が良くなるの?」
幼子が科学者の方を見ると、科学者達はニコニコしながら頷いている。
母「葵が良い子にしていれば、その分ママ達の所へ早く帰れるようになるから、我慢して良い子にしていてね?」
「ママ…、会いに来てくれないの?」
母「ごめんね? おじさん達のお仕事が終わるまではパパもママも会いに来れないの。でも、これを持っていて?」
母親は自分が付けていたネックレスを幼子にかけた。
「これ、ママの大事な十字架…。」
母「これをパパとママだと思ってね?」
胸元で光る銀色の十字架。
父「大丈夫、神様がきっとお前を見守ってくれるよ。必ず葵を迎えに来るからな? それまで、良い子にしているんだぞ?」
「うん……。」
そして、幼子を科学者達に預け、両親は去った。