一輪の花
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沙織は白竜と話し合う為に、もう一度場を設けたいと黄金たちにテレパシーを送った。
渋る者も居たが、アテナの召し上げならば致し方なく、皆が教皇の間に集まった。
そして、最後に白竜はここに来た時と同じような姿で現れた。
まるで、何事も無かったかのように。
沙織「それでは、皆さん揃われたので話を始めたいと思います。白竜、貴方の希望通りにここに鏡も用意しました。」
「ありがとうございます、城戸嬢。少し、お借りしますよ?」
白竜は自分の横に置かれた全身鏡に向かい、手で印を結びだした。
『全てを映し出す者よ、今、この地と彼の地を繋ぎ給え。遠見』
すると、鏡の中に誰かが映し出された。
「黄竜。」
黄竜「おお、白竜か。いかがした?」
「今から、僕の事を彼らに話そうと思います。そうでもしないと、ここにずっと閉じ込められそうなので。」
黄竜「例の事も話すのか?」
「隠しても、彼らにはわかってしまいそうですからね。ですから、今、貴方が配置している者たちの任務を解いてください。」
黄竜「ほぅ、気付いて居たか?」
「仮にも、僕も竜の名を冠する者です。貴方の戦術を少しは知っているつもりですよ?」
黄竜「よかろう、配置を解くとしよう。」
沙織「配置?」
「報復のための配置ですよ。」
沙織「報復?」
白竜は鏡を撫でる。
「僕にもしもの事があれば、竜の一族総出でグラード財団の主要地点を攻め落とし、上層部を全て抹殺する配置を黄竜は展開していたんです。世界有数の財団と言えども、そのダメージは計り知れないでしょう?」
沙織「なっ!?」
「竜の一族は仲間に対する意識は強い。仲間を倒されれば、相手勢力を徹底的に攻め、滅ぼします。僕にもしもの事あれば、黄竜の合図1つでグラード財団はグラグラになるところでしたよ。」
黄竜「配置の解除は伝達した。直ぐにでも平常に戻ろう。」
「恐れ入ります、黄竜。」
黄竜「では、これで切る。お前は、お前の望む道を選ぶが良い。じゃが、黄竜ではなく、お前の育ての親として申し付けよう。死ぬ事は許さぬ。よいな?」
「肝に銘じましてございます。」
そして、通信は途切れた。
渋る者も居たが、アテナの召し上げならば致し方なく、皆が教皇の間に集まった。
そして、最後に白竜はここに来た時と同じような姿で現れた。
まるで、何事も無かったかのように。
沙織「それでは、皆さん揃われたので話を始めたいと思います。白竜、貴方の希望通りにここに鏡も用意しました。」
「ありがとうございます、城戸嬢。少し、お借りしますよ?」
白竜は自分の横に置かれた全身鏡に向かい、手で印を結びだした。
『全てを映し出す者よ、今、この地と彼の地を繋ぎ給え。遠見』
すると、鏡の中に誰かが映し出された。
「黄竜。」
黄竜「おお、白竜か。いかがした?」
「今から、僕の事を彼らに話そうと思います。そうでもしないと、ここにずっと閉じ込められそうなので。」
黄竜「例の事も話すのか?」
「隠しても、彼らにはわかってしまいそうですからね。ですから、今、貴方が配置している者たちの任務を解いてください。」
黄竜「ほぅ、気付いて居たか?」
「仮にも、僕も竜の名を冠する者です。貴方の戦術を少しは知っているつもりですよ?」
黄竜「よかろう、配置を解くとしよう。」
沙織「配置?」
「報復のための配置ですよ。」
沙織「報復?」
白竜は鏡を撫でる。
「僕にもしもの事があれば、竜の一族総出でグラード財団の主要地点を攻め落とし、上層部を全て抹殺する配置を黄竜は展開していたんです。世界有数の財団と言えども、そのダメージは計り知れないでしょう?」
沙織「なっ!?」
「竜の一族は仲間に対する意識は強い。仲間を倒されれば、相手勢力を徹底的に攻め、滅ぼします。僕にもしもの事あれば、黄竜の合図1つでグラード財団はグラグラになるところでしたよ。」
黄竜「配置の解除は伝達した。直ぐにでも平常に戻ろう。」
「恐れ入ります、黄竜。」
黄竜「では、これで切る。お前は、お前の望む道を選ぶが良い。じゃが、黄竜ではなく、お前の育ての親として申し付けよう。死ぬ事は許さぬ。よいな?」
「肝に銘じましてございます。」
そして、通信は途切れた。