一輪の花
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
3日後、白竜が回復したという知らせが沙織の元に届き、沙織は白竜の部屋に向かった。
沙織「ご機嫌はいかがですか、白竜?」
「おかげさまで、問題ありません。城戸嬢、この手当てが成されているという事は、僕の秘密は知られているという事ですか?」
沙織「えぇ。でも、医師長と私しか知らない事です。聖闘士には教えていません。」
「そうですか。」
白竜はヤレヤレと口にした。
沙織「もう一度、黄金たちを含めて話し合いたいのです。これからの聖域の為にも、貴方の思いや考えを知りたいんです。お願いします。」
「…僕の思いや考え、ですか。」
沙織「はい。どうして聖闘士になる事をここまで頑なに拒否するのかを教えて欲しいのです。」
「裏を返せば、それを教えない限りはこのままここに軟禁状態って事でしょう?」
沙織「もし、もし本当に貴方が射手座になる事が不可能であれば、聖域での記憶を封印し、日本へ帰っていただく事も考えています。」
「…わかりました。直ぐにでも皆を集められますか?」
沙織「はい。」
「では、お願いします。それと、全身鏡を用意してください。」
沙織「わかりました。用意でき次第、迎えに来ます。」
沙織が部屋から出て行って、白竜は枕元のチェスト上に畳まれていた服を手にした。
自分が最初着ていた服とボロボロに破れてしまったローブの類似品。
「どうも、ややこしい方向に進んじゃったな…。」
服に袖を通し、鏡の前に立つ。
「あれは、あまり他人には見られたくなかったんだけど…。まぁ、命を救ってもらったんだから恨むのは良くないな。」
泣きそうな顔をしていたが、直ぐにいつもの表情に戻した。
半ば、無理矢理に。
沙織「ご機嫌はいかがですか、白竜?」
「おかげさまで、問題ありません。城戸嬢、この手当てが成されているという事は、僕の秘密は知られているという事ですか?」
沙織「えぇ。でも、医師長と私しか知らない事です。聖闘士には教えていません。」
「そうですか。」
白竜はヤレヤレと口にした。
沙織「もう一度、黄金たちを含めて話し合いたいのです。これからの聖域の為にも、貴方の思いや考えを知りたいんです。お願いします。」
「…僕の思いや考え、ですか。」
沙織「はい。どうして聖闘士になる事をここまで頑なに拒否するのかを教えて欲しいのです。」
「裏を返せば、それを教えない限りはこのままここに軟禁状態って事でしょう?」
沙織「もし、もし本当に貴方が射手座になる事が不可能であれば、聖域での記憶を封印し、日本へ帰っていただく事も考えています。」
「…わかりました。直ぐにでも皆を集められますか?」
沙織「はい。」
「では、お願いします。それと、全身鏡を用意してください。」
沙織「わかりました。用意でき次第、迎えに来ます。」
沙織が部屋から出て行って、白竜は枕元のチェスト上に畳まれていた服を手にした。
自分が最初着ていた服とボロボロに破れてしまったローブの類似品。
「どうも、ややこしい方向に進んじゃったな…。」
服に袖を通し、鏡の前に立つ。
「あれは、あまり他人には見られたくなかったんだけど…。まぁ、命を救ってもらったんだから恨むのは良くないな。」
泣きそうな顔をしていたが、直ぐにいつもの表情に戻した。
半ば、無理矢理に。