一輪の花
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治療が終わり、沙織は黄金たちを待たせていた円卓の間に戻ってきた。
ロス「アテナ、白竜は?」
沙織「ええ、もう大丈夫です。しばらくは安静にさせましょう。」
自席についた沙織は、深いため息をついた。
カノン「しかし、先ほどの黄竜と言ったか。竜の一族の頭は。凄い存在感だったな。」
リア「あぁ。ほんの数分だったが、ものすごい威圧感だった。」
シャカ「好々爺のように見せているのは、一種のカモフラージュというわけか。敵ながら天晴れな事よ。」
ミロ「白竜はあの爺さんの次に強いって言ってたな。あの小僧は、まだ秘めている実力があると言う事か。」
カミュ「我らが彼の実力を垣間見たのもほんの数十分だ。それだけの時間では、計り知れないものがあるだろうな。」
沙織「人道的な理由から、白竜をしばらく私が責任を持って預かります。間違っても、戦闘行為を仕掛けるような真似は謹んでくれますように。」
シオン「アテナがあやつの身柄を預かるという事は、未だ射手座につける意思が揺るがぬという事ですかな?」
沙織「わかりません。でも、出来るだけの事はやっておきたいのです。それでも白竜に射手座就任の意思が見えぬ時は、考えましょう。」
考えると言うのは、すなわち聖域での記憶を全て抹消し、日本へ返すという事。
黄金たちはそれを寸分たがわずに理解した。
沙織「白竜の症状が回復したら、再度話し合いたいと思います。」
デス「無駄じゃないんですかね? アイツの意志は固いッすよ?」
シュラ「デス!」
沙織「構いません、シュラ。せっかくですから、皆さんの白竜に対する考えを聞きたいと思います。続けてください、デスマスク。」
デス「じゃあ、遠慮なく。アイツの過去に何があったか知らねぇが、あそこまで射手座就任を拒否する意思が硬いって事はただならぬ事があったって意味だろ? それを無理矢理掘り出す必要はねぇじゃん。三界協定もあるし、危機的状況でもないし。」
アフロ「それも一理あるね。」
アル「やる気も無い人間を聖闘士にしてもモノになるとは思えないしな。ましてや、アテナに一番近い黄金だ。」
シュラ「しかし、射手座の聖衣が認めた。もしかしたら、新たなる敵が現れるかもしれないじゃないか。その時に備え、出来るだけの戦力を整えておくべきだ。」
リア「そうだ。いつ、不測の事態が訪れるかわからないだろう? 不測の事態が起きてからでは遅すぎる。やはり、射手座の聖衣が決めたように、白竜を聖闘士にすべきだ。」
シャカ「念には念を入れるべきだと思うがね。未だ沈黙を守る天界の動向も読めぬ以上、敵としてみなす事も必要だろう?」
黄金たちの意見も分かれてしまっている。
アテナ・聖域至上主義の者もいれば、個人意思尊重派もいる。
聖域を預かるシオンとしては、頭の痛い問題だ。
ロス「アテナ、白竜は?」
沙織「ええ、もう大丈夫です。しばらくは安静にさせましょう。」
自席についた沙織は、深いため息をついた。
カノン「しかし、先ほどの黄竜と言ったか。竜の一族の頭は。凄い存在感だったな。」
リア「あぁ。ほんの数分だったが、ものすごい威圧感だった。」
シャカ「好々爺のように見せているのは、一種のカモフラージュというわけか。敵ながら天晴れな事よ。」
ミロ「白竜はあの爺さんの次に強いって言ってたな。あの小僧は、まだ秘めている実力があると言う事か。」
カミュ「我らが彼の実力を垣間見たのもほんの数十分だ。それだけの時間では、計り知れないものがあるだろうな。」
沙織「人道的な理由から、白竜をしばらく私が責任を持って預かります。間違っても、戦闘行為を仕掛けるような真似は謹んでくれますように。」
シオン「アテナがあやつの身柄を預かるという事は、未だ射手座につける意思が揺るがぬという事ですかな?」
沙織「わかりません。でも、出来るだけの事はやっておきたいのです。それでも白竜に射手座就任の意思が見えぬ時は、考えましょう。」
考えると言うのは、すなわち聖域での記憶を全て抹消し、日本へ返すという事。
黄金たちはそれを寸分たがわずに理解した。
沙織「白竜の症状が回復したら、再度話し合いたいと思います。」
デス「無駄じゃないんですかね? アイツの意志は固いッすよ?」
シュラ「デス!」
沙織「構いません、シュラ。せっかくですから、皆さんの白竜に対する考えを聞きたいと思います。続けてください、デスマスク。」
デス「じゃあ、遠慮なく。アイツの過去に何があったか知らねぇが、あそこまで射手座就任を拒否する意思が硬いって事はただならぬ事があったって意味だろ? それを無理矢理掘り出す必要はねぇじゃん。三界協定もあるし、危機的状況でもないし。」
アフロ「それも一理あるね。」
アル「やる気も無い人間を聖闘士にしてもモノになるとは思えないしな。ましてや、アテナに一番近い黄金だ。」
シュラ「しかし、射手座の聖衣が認めた。もしかしたら、新たなる敵が現れるかもしれないじゃないか。その時に備え、出来るだけの戦力を整えておくべきだ。」
リア「そうだ。いつ、不測の事態が訪れるかわからないだろう? 不測の事態が起きてからでは遅すぎる。やはり、射手座の聖衣が決めたように、白竜を聖闘士にすべきだ。」
シャカ「念には念を入れるべきだと思うがね。未だ沈黙を守る天界の動向も読めぬ以上、敵としてみなす事も必要だろう?」
黄金たちの意見も分かれてしまっている。
アテナ・聖域至上主義の者もいれば、個人意思尊重派もいる。
聖域を預かるシオンとしては、頭の痛い問題だ。