一輪の花
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戦場の空気は瞬時にして収まってしまう。
黄竜「やはり、お前には悪役は似合わぬよ、白竜。」
「僕がいつ悪役になったんですか;」
黄竜「聖域側から見れば、お前は完全に悪役じゃろう?」
「で、何用で水をさしましたか?」
黄竜「誤魔化すでない、白竜。今、ぶつかり合えばお前が負ける事は良くわかっているはずじゃろう。」
黒竜「そうだぞ、白竜。傷は確かに塞いだが、出血量がよくない。その状態で戦えば、いくら黄竜の次に強いと言われるお前でもタダではすまない。命を粗末にするんじゃない。」
黄竜「早々に治療を行え。死する事許さず。以上じゃ。」
黄竜がそれだけ言うと、降ってきた鏡は砕け散り、黄竜と黒竜は消えた。
沙織たちはハッとした。
確かに怪我は塞がったが、流した血まで元に戻ったわけじゃない。
白竜の顔色は非常に悪い。
「流石に、全てお見通し、か……。」
自嘲すると、白竜はその場に倒れた。
沙織「大変!! 教皇宮の医師長の元へ彼を運びます!! 急いで!」
黄金「「ハッ!」」
ソッと白竜を抱きかかえ、黄金たちは教皇宮まで戻っていった。
教皇宮には最新の医療器具が取り揃えられ、それを扱える人物も何人か常駐している。
沙織の希望で取り揃えられ、少しでも多くの者に最良の治療を受けさせたいとの意思でもある。
今までの犠牲者の中には、この設備があれば救える命もあったはずなのだから。
医師長はすぐに治療にあたるといい、治療室から黄金たちを締め出した。
沙織は強い希望で中に留まり、治療を見守る。
医師長「アテナ、彼は自ら傷を塞いだと言いますが、内部に治っていない部分もあるかもしれません。調べてもよろしゅうございますか?」
沙織「えぇ、お願いします。」
白竜の診察を開始してしばらく、沙織と医師長の表情が固まった。
医師長「こ、これは…。」
沙織「こんな馬鹿な!!」
黄竜「やはり、お前には悪役は似合わぬよ、白竜。」
「僕がいつ悪役になったんですか;」
黄竜「聖域側から見れば、お前は完全に悪役じゃろう?」
「で、何用で水をさしましたか?」
黄竜「誤魔化すでない、白竜。今、ぶつかり合えばお前が負ける事は良くわかっているはずじゃろう。」
黒竜「そうだぞ、白竜。傷は確かに塞いだが、出血量がよくない。その状態で戦えば、いくら黄竜の次に強いと言われるお前でもタダではすまない。命を粗末にするんじゃない。」
黄竜「早々に治療を行え。死する事許さず。以上じゃ。」
黄竜がそれだけ言うと、降ってきた鏡は砕け散り、黄竜と黒竜は消えた。
沙織たちはハッとした。
確かに怪我は塞がったが、流した血まで元に戻ったわけじゃない。
白竜の顔色は非常に悪い。
「流石に、全てお見通し、か……。」
自嘲すると、白竜はその場に倒れた。
沙織「大変!! 教皇宮の医師長の元へ彼を運びます!! 急いで!」
黄金「「ハッ!」」
ソッと白竜を抱きかかえ、黄金たちは教皇宮まで戻っていった。
教皇宮には最新の医療器具が取り揃えられ、それを扱える人物も何人か常駐している。
沙織の希望で取り揃えられ、少しでも多くの者に最良の治療を受けさせたいとの意思でもある。
今までの犠牲者の中には、この設備があれば救える命もあったはずなのだから。
医師長はすぐに治療にあたるといい、治療室から黄金たちを締め出した。
沙織は強い希望で中に留まり、治療を見守る。
医師長「アテナ、彼は自ら傷を塞いだと言いますが、内部に治っていない部分もあるかもしれません。調べてもよろしゅうございますか?」
沙織「えぇ、お願いします。」
白竜の診察を開始してしばらく、沙織と医師長の表情が固まった。
医師長「こ、これは…。」
沙織「こんな馬鹿な!!」