一輪の花
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第6話「話し合い、再び。」
白竜が巨石から沙織を護り、沙織の叫びが周囲に響いて数瞬後。
信じられない光景を見た黄金たちが急いで巨石を砕きながら、白竜救出に全力を尽くしていた。
いかに悪態をついた無礼者であれ、放って置けるわけが無い。
アルデバランのグレートホーンあたりで砕けば一発で問題が解決するだろうが、下手をすれば白竜まで木っ端微塵になる。
急ぎながら、それでも慎重に救出活動を行っていた。
沙織はその光景を呆然と見ながら、シオンに少し寄りかかっていた。
沙織「白竜…。」
シオン「アテナ、お怪我はございませぬか?」
沙織「私なら心配無用です。ですが、白竜は…。」
シオン「私も驚いております。何故、貴女に対して否定的だったあの小僧が貴女を身を呈して助けたのか。しかし、それは白竜から聞き出しましょうぞ。」
沙織「えぇ…。」
新たな射手座として迎えようとした人物は、自分に対し、聖域に対し否定的。
アテナである自分への非礼を悪びれもせず、それでいて丁寧な物腰。
風を操るという異能の力。
まだ、白竜の事を微塵も理解できていないのだ。
絶対に死なせてはならないと沙織は祈りを込めてニケの杖を握った。
沙織(どうか、白竜の命を救って…!)
しばらくすると、白竜が見つかった。
巨石に押しつぶされていたかと思ったが、潰される寸前に風を使い、地面に穴を穿ち、その中に身を潜めていた様子。
それでも怪我は酷いものがあって、体中のあちこちに傷を作っていた。
沙織「白竜! すぐに怪我の手当てを!」
「いりません、これしき…。」
沙織「ダメです! 体のあちこちに怪我をなさっているのですよ!?」
「大丈夫ですよ、自分で治しますから。」
白竜が巨石から沙織を護り、沙織の叫びが周囲に響いて数瞬後。
信じられない光景を見た黄金たちが急いで巨石を砕きながら、白竜救出に全力を尽くしていた。
いかに悪態をついた無礼者であれ、放って置けるわけが無い。
アルデバランのグレートホーンあたりで砕けば一発で問題が解決するだろうが、下手をすれば白竜まで木っ端微塵になる。
急ぎながら、それでも慎重に救出活動を行っていた。
沙織はその光景を呆然と見ながら、シオンに少し寄りかかっていた。
沙織「白竜…。」
シオン「アテナ、お怪我はございませぬか?」
沙織「私なら心配無用です。ですが、白竜は…。」
シオン「私も驚いております。何故、貴女に対して否定的だったあの小僧が貴女を身を呈して助けたのか。しかし、それは白竜から聞き出しましょうぞ。」
沙織「えぇ…。」
新たな射手座として迎えようとした人物は、自分に対し、聖域に対し否定的。
アテナである自分への非礼を悪びれもせず、それでいて丁寧な物腰。
風を操るという異能の力。
まだ、白竜の事を微塵も理解できていないのだ。
絶対に死なせてはならないと沙織は祈りを込めてニケの杖を握った。
沙織(どうか、白竜の命を救って…!)
しばらくすると、白竜が見つかった。
巨石に押しつぶされていたかと思ったが、潰される寸前に風を使い、地面に穴を穿ち、その中に身を潜めていた様子。
それでも怪我は酷いものがあって、体中のあちこちに傷を作っていた。
沙織「白竜! すぐに怪我の手当てを!」
「いりません、これしき…。」
沙織「ダメです! 体のあちこちに怪我をなさっているのですよ!?」
「大丈夫ですよ、自分で治しますから。」