一輪の花
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第3話「崖っぷち。」
白竜は一歩も動かない。
己に向けられた殺気は尋常ならぬもので、常人が受ければ、恐らく気絶してしまうだろう。
しかし、百戦錬磨の白竜には心地よい程度だ。
それに、相手の手のわからぬ内に無闇やたらに突っ込んでいくのは愚の骨頂。
少々、様子見も必要だろうと判断したのだ。
待つ事は苦痛ではないが、相手方にはそういう訳に行かない者も居るだろう。
ミロ「ボンヤリと立ち尽くして、それで我らに勝てると思っているのか、小僧!」
「酷いなぁ。別にボンヤリしているつもりはありませんよ? これでも脳味噌フル回転させているんですから;」
アハハと笑う白竜。
その笑顔にすら、怪しい物を感じる黄金聖闘士たち。
シオンとサガ、アイオロスは沙織の守護に回っている。
ミロ「ならば、苦痛で何も考えずとも良いようにしてやろう! 喰らえ、真紅の衝撃!」
ミロの小宇宙が一気に高まり、人差し指が紅く染まる。
ミロ『スカーレット・ニードル!!!』
紅い軌道が白竜めがけて飛び交う。
その威力を知る者は、これで白竜も観念するだろうと思っていた。
「なるほど、当たれば痛いでは済みそうに無いですね。」
白竜はローブの中にあった腕を素早く外に出し、同時に何かをスカーレット・ニードルと同じ軌道へ投げつけた。
すると、その何かと衝突してスカーレット・ニードルは対消滅した。
ミロ「馬鹿な! 貴様、一体何をした!?」
「特に何もしていません。コレを貴方の技と同じ軌道に投げつけて対消滅させました。」
白竜は何も持っていない手を振る。
すると、次の瞬間にはその手に無数の苦無(細長い手裏剣)が握られていた。
童虎「むぅ、忍の道具か?」
「えぇ。映画で観た事ありませんか? 手裏剣の仲間です。割と役に立ちますよ?」
リア「ふざけるな! 聖闘士は無手が基本。武器を用いての戦いはアテナがお好みではない! 卑怯だぞ!」
「僕がいつ聖闘士になりましたか? 貴方がたには絶対の決まりでしょうけど、僕にはその決まりを守る義理はありません。」
リア「おのれ!」
童虎「待て、アイオリア!」
リア「ですが、老師!」
童虎「よく考えよ。いくら武器を使用したとはいえ、ミロのスカーレット・ニードルを退けられるものでは無かろう? 見境無く突っ込んでいけば、お前が危ない。」
白竜は一歩も動かない。
己に向けられた殺気は尋常ならぬもので、常人が受ければ、恐らく気絶してしまうだろう。
しかし、百戦錬磨の白竜には心地よい程度だ。
それに、相手の手のわからぬ内に無闇やたらに突っ込んでいくのは愚の骨頂。
少々、様子見も必要だろうと判断したのだ。
待つ事は苦痛ではないが、相手方にはそういう訳に行かない者も居るだろう。
ミロ「ボンヤリと立ち尽くして、それで我らに勝てると思っているのか、小僧!」
「酷いなぁ。別にボンヤリしているつもりはありませんよ? これでも脳味噌フル回転させているんですから;」
アハハと笑う白竜。
その笑顔にすら、怪しい物を感じる黄金聖闘士たち。
シオンとサガ、アイオロスは沙織の守護に回っている。
ミロ「ならば、苦痛で何も考えずとも良いようにしてやろう! 喰らえ、真紅の衝撃!」
ミロの小宇宙が一気に高まり、人差し指が紅く染まる。
ミロ『スカーレット・ニードル!!!』
紅い軌道が白竜めがけて飛び交う。
その威力を知る者は、これで白竜も観念するだろうと思っていた。
「なるほど、当たれば痛いでは済みそうに無いですね。」
白竜はローブの中にあった腕を素早く外に出し、同時に何かをスカーレット・ニードルと同じ軌道へ投げつけた。
すると、その何かと衝突してスカーレット・ニードルは対消滅した。
ミロ「馬鹿な! 貴様、一体何をした!?」
「特に何もしていません。コレを貴方の技と同じ軌道に投げつけて対消滅させました。」
白竜は何も持っていない手を振る。
すると、次の瞬間にはその手に無数の苦無(細長い手裏剣)が握られていた。
童虎「むぅ、忍の道具か?」
「えぇ。映画で観た事ありませんか? 手裏剣の仲間です。割と役に立ちますよ?」
リア「ふざけるな! 聖闘士は無手が基本。武器を用いての戦いはアテナがお好みではない! 卑怯だぞ!」
「僕がいつ聖闘士になりましたか? 貴方がたには絶対の決まりでしょうけど、僕にはその決まりを守る義理はありません。」
リア「おのれ!」
童虎「待て、アイオリア!」
リア「ですが、老師!」
童虎「よく考えよ。いくら武器を使用したとはいえ、ミロのスカーレット・ニードルを退けられるものでは無かろう? 見境無く突っ込んでいけば、お前が危ない。」