一輪の花
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何の気配も感じさせず、沙織の背後に立ってみせた白竜はボロボロになったローブの裾を見た。
「あ~あ、これ結構気に入ってたのになぁ;」
シオン「ば、馬鹿な。いつの間にアテナの後へ!」
サガ「一体、いつの間に! このサガにも白竜の動きが捉えられなかったとは!」
サガは沙織の傍から白竜を退けさせようと構えるが、白竜の一声に動きを封じられる。
「やめた方がいい。僕がその気になっていれば、城戸嬢の頚動脈はプッツリ切られていたんですよ?」
サガ「くっ!」
誰も身動きできない中、白竜は手刀を下げた。
そして、申し訳なさそうに沙織の顔を覗き込んだ。
「すみません。女性に対してこんな荒っぽい事をしてしまって…。怖かったでしょう?」
拍子抜けしてしまうほど、無垢な表情だった。
「ですが、どうやらあなたの忠実な闘士は…僕を超危険人物と認識してしまったようですね;」
見れば、全員険しい顔で自分を睨んでいる。
それこそ、敵を見るような目で。
「やれやれ、聖域から出るのも骨を折りそうですね。まぁ、僕が自ら蒔いた種ですけど……。」
白竜は沙織の傍から離れ、玉座を降りる。
瞬間、周囲をぐるりと囲まれた。
ミロ「アテナに対する無礼極まりない態度、言動。けして許さぬ。」
デス「お痛が過ぎたな、坊や?」
「で? どうするつもりですか?」
ムウ「貴方をこのまま捨て置くわけには参りません。些か手荒になりますが、貴方を拘束します。」
「拘束したらどうするんです? まさか、処刑するとでも?」
カノン「その心改まるまで、幽閉するまでだ。」
「では、僕はそれに逆らいましょうかね。物事全てが力ずくでまかり通らぬという事を示す為に。」
白竜の双眸に、鋭い光が走った―――。
~続く~
「あ~あ、これ結構気に入ってたのになぁ;」
シオン「ば、馬鹿な。いつの間にアテナの後へ!」
サガ「一体、いつの間に! このサガにも白竜の動きが捉えられなかったとは!」
サガは沙織の傍から白竜を退けさせようと構えるが、白竜の一声に動きを封じられる。
「やめた方がいい。僕がその気になっていれば、城戸嬢の頚動脈はプッツリ切られていたんですよ?」
サガ「くっ!」
誰も身動きできない中、白竜は手刀を下げた。
そして、申し訳なさそうに沙織の顔を覗き込んだ。
「すみません。女性に対してこんな荒っぽい事をしてしまって…。怖かったでしょう?」
拍子抜けしてしまうほど、無垢な表情だった。
「ですが、どうやらあなたの忠実な闘士は…僕を超危険人物と認識してしまったようですね;」
見れば、全員険しい顔で自分を睨んでいる。
それこそ、敵を見るような目で。
「やれやれ、聖域から出るのも骨を折りそうですね。まぁ、僕が自ら蒔いた種ですけど……。」
白竜は沙織の傍から離れ、玉座を降りる。
瞬間、周囲をぐるりと囲まれた。
ミロ「アテナに対する無礼極まりない態度、言動。けして許さぬ。」
デス「お痛が過ぎたな、坊や?」
「で? どうするつもりですか?」
ムウ「貴方をこのまま捨て置くわけには参りません。些か手荒になりますが、貴方を拘束します。」
「拘束したらどうするんです? まさか、処刑するとでも?」
カノン「その心改まるまで、幽閉するまでだ。」
「では、僕はそれに逆らいましょうかね。物事全てが力ずくでまかり通らぬという事を示す為に。」
白竜の双眸に、鋭い光が走った―――。
~続く~