一輪の花
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常人であれば即座に気絶するような凄まじい小宇宙を出しながら、シオンは白竜を威嚇している。
敬愛すべき女神を罵られ、聖闘士の存在すら貶された。
それを甘んじて受け入れられるほどシオンはお人好しではない。
「やれやれ、どうやら戦いは避けられそうにありませんか……。」
苦笑いする白竜の表情には、何処か余裕すら見えた。
いや、余裕というよりも新しい玩具を見つけた子供のように笑っている。
沙織「いけません、シオン! 白竜は!」
シオン「お言葉ではございますが、アテナ。敬愛すべき貴方、共に戦い散っていった仲間、今も地上の為に戦う息子のような仲間。それらを踏みにじるような者をこのシオン、許しておくほど寛大ではございません。白竜よ骨の数本は覚悟いたせ!」
シオンは小宇宙を高め、それを白竜に放った。
白竜は微動だにせず、その小宇宙に巻き込まれた。
その衝撃でボロボロに引き裂かれた白のローブの端切れが、教皇の間に舞う。
シオン「これしきの攻撃、避けきれぬとは笑止よな。骨数本どころか、全身ズタズタになっておろう。」
このレベルの攻撃は、やんちゃが過ぎる聖闘士たちへ喰らわせる仕置きの一撃と何ら変わらぬもの。
聖衣を纏わぬ常人が喰らえば、致命傷間違い無しなのだから。
しかし、ここはアテナの御前、死人を出しては恐れ多い。
本来ならば捨て置いて然るべきだが、仮にも射手座が自ら示した次期射手座。
命だけは助けてやろうと白竜の元へ近寄る。
しかし―――。
「何処へ行くんですか? 僕はそっちじゃありませんよ?」
シオン「何!?」
白竜の小宇宙は先ほどとは全くの正反対の位置にあった。
驚いて振り向くと……。
全員「「アテナ!!!」」
沙織「!?」
白竜はいつの間にか沙織の背後に立っていた。
その手は手刀のように構えられ、沙織の首元にあった。
それはその場に居た黄金聖闘士、シオン、さらには沙織まで全く気がつかない事だった。
敬愛すべき女神を罵られ、聖闘士の存在すら貶された。
それを甘んじて受け入れられるほどシオンはお人好しではない。
「やれやれ、どうやら戦いは避けられそうにありませんか……。」
苦笑いする白竜の表情には、何処か余裕すら見えた。
いや、余裕というよりも新しい玩具を見つけた子供のように笑っている。
沙織「いけません、シオン! 白竜は!」
シオン「お言葉ではございますが、アテナ。敬愛すべき貴方、共に戦い散っていった仲間、今も地上の為に戦う息子のような仲間。それらを踏みにじるような者をこのシオン、許しておくほど寛大ではございません。白竜よ骨の数本は覚悟いたせ!」
シオンは小宇宙を高め、それを白竜に放った。
白竜は微動だにせず、その小宇宙に巻き込まれた。
その衝撃でボロボロに引き裂かれた白のローブの端切れが、教皇の間に舞う。
シオン「これしきの攻撃、避けきれぬとは笑止よな。骨数本どころか、全身ズタズタになっておろう。」
このレベルの攻撃は、やんちゃが過ぎる聖闘士たちへ喰らわせる仕置きの一撃と何ら変わらぬもの。
聖衣を纏わぬ常人が喰らえば、致命傷間違い無しなのだから。
しかし、ここはアテナの御前、死人を出しては恐れ多い。
本来ならば捨て置いて然るべきだが、仮にも射手座が自ら示した次期射手座。
命だけは助けてやろうと白竜の元へ近寄る。
しかし―――。
「何処へ行くんですか? 僕はそっちじゃありませんよ?」
シオン「何!?」
白竜の小宇宙は先ほどとは全くの正反対の位置にあった。
驚いて振り向くと……。
全員「「アテナ!!!」」
沙織「!?」
白竜はいつの間にか沙織の背後に立っていた。
その手は手刀のように構えられ、沙織の首元にあった。
それはその場に居た黄金聖闘士、シオン、さらには沙織まで全く気がつかない事だった。