一輪の花
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リア「今までアテナに吐いた暴言の数々、アテナに詫びてもらおうか。」
シュラ「アテナに対し無礼な振る舞い、見逃すわけにはいかんのでな。」
「何故、僕が詫びねばなりません? 貴方たちと違い、僕は別にアテナに礼を尽くす立場ではないというのに。むしろ、最初から自分の駒としか僕を見ていない様な神に対する礼儀など、僕は習っておりません。」
沙織「違います! 私はけしてそのような!」
「違うものか。いつもそうだ、僕の力を知る者たちは僕を苦しめる。竜の一族だけが僕の安息の場所、だから帰る。」
沙織「ですが、射手座は貴方を選んだのです!」
「なら、勝手に選ばれた僕の意思はどうなるのですか?」
沙織「え……?」
「まさか、聖衣の意思だけを尊重していたのですか? 選ばれた人間には何の選択の余地も、権利も無く戦いを強要するのですか? 行きたくもない戦いへ駆りだすのですか? それが地上の守護神の意向とは笑わせる。そんな神の守護など、僕は要らない。」
黄金聖闘士たちは頭を殴られたような衝撃に襲われた。
自分たちが守ってきたアテナを面と向かって必要ないと言い放つこの少年。
そんな存在が、この地上に居るとは信じられなかった。
「貴方がたは戦うがいいでしょう。その邪魔はしませんが、手助けする気もありません。」
シオン「アテナ、もはやこのシオンも堪忍袋の緒が切れ申した。御前、穢す事をお許しくだされ。」
沙織「シオン!?」
シオン「白竜、貴様は狼藉を働きすぎた。」
「では、どうされます?」
シオン「悪い事をすれば仕置きをされる。万国共通の理であろう?」
「この年齢でお仕置きは御免被りたいのですがね。」
シオン「その減らず口、当分聞けぬようにしてくれようぞ!」
シオンは法衣を纏ったまま玉座の段から降りた。
怒りに満ちた小宇宙を滾らせながら。
教皇という事務的な地位にあるが、その実力は恐らく現段階ではアテナの聖闘士随一であろう。
彼と正面きって戦い、無事で居られる者など存在しない。
それが黄金聖闘士たち全員の見解だった。
シュラ「アテナに対し無礼な振る舞い、見逃すわけにはいかんのでな。」
「何故、僕が詫びねばなりません? 貴方たちと違い、僕は別にアテナに礼を尽くす立場ではないというのに。むしろ、最初から自分の駒としか僕を見ていない様な神に対する礼儀など、僕は習っておりません。」
沙織「違います! 私はけしてそのような!」
「違うものか。いつもそうだ、僕の力を知る者たちは僕を苦しめる。竜の一族だけが僕の安息の場所、だから帰る。」
沙織「ですが、射手座は貴方を選んだのです!」
「なら、勝手に選ばれた僕の意思はどうなるのですか?」
沙織「え……?」
「まさか、聖衣の意思だけを尊重していたのですか? 選ばれた人間には何の選択の余地も、権利も無く戦いを強要するのですか? 行きたくもない戦いへ駆りだすのですか? それが地上の守護神の意向とは笑わせる。そんな神の守護など、僕は要らない。」
黄金聖闘士たちは頭を殴られたような衝撃に襲われた。
自分たちが守ってきたアテナを面と向かって必要ないと言い放つこの少年。
そんな存在が、この地上に居るとは信じられなかった。
「貴方がたは戦うがいいでしょう。その邪魔はしませんが、手助けする気もありません。」
シオン「アテナ、もはやこのシオンも堪忍袋の緒が切れ申した。御前、穢す事をお許しくだされ。」
沙織「シオン!?」
シオン「白竜、貴様は狼藉を働きすぎた。」
「では、どうされます?」
シオン「悪い事をすれば仕置きをされる。万国共通の理であろう?」
「この年齢でお仕置きは御免被りたいのですがね。」
シオン「その減らず口、当分聞けぬようにしてくれようぞ!」
シオンは法衣を纏ったまま玉座の段から降りた。
怒りに満ちた小宇宙を滾らせながら。
教皇という事務的な地位にあるが、その実力は恐らく現段階ではアテナの聖闘士随一であろう。
彼と正面きって戦い、無事で居られる者など存在しない。
それが黄金聖闘士たち全員の見解だった。