一輪の花
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そして、いよいよ白竜が教皇宮へ到着した。
依然としてその小宇宙は微弱で、一同は不安を隠せなかった。
『これで、本当に地上を守る黄金聖闘士たるのか?』と。
そして、扉は開かれた。
扉の向こうに佇んでいたのは、頭の先から足の先まで白いローブに包まれた人物。
フードを目深に被り、その顔は全く見えない。
沙織「白竜……ですね?」
「そうです。」
沙織「どうぞ、お入りになって?」
「失礼します。」
声を聞く限り、まだまだ十代の若さが感じられる。
床にローブの裾を引き摺りながら、白竜は黄金たちの間に立った。
沙織「顔を見せてはくれませんか?」
「あぁ、そうですね。失礼いたしました。」
白竜はソッとフードを取った。
フードからその顔が見えた時、黄金たちの間から溜息にも似た感嘆の息。
アフロ「ほぉ…。」
シュラ「これは、また…。」
フードから見えた白竜の顔。
それはまさに美少年と呼ぶに相応しい顔だった。
優しげで、儚げで、それでいて凛とした雰囲気。
黒い少し長めのショートカットの向こうにある瞳は、澄んだ色をしている。
しばらく見惚れていたが、沙織は我に返って白竜に声をかけた。
沙織「黄竜翁から、お話は聞いておりますか?」
「あらかたは伺ってます。地上を守護する女神アテナの聖闘士、僕がその1人射手座の後継であると。」
沙織「そうです。射手座の黄金聖衣が貴方を指名しました。」
「聖衣とは、ここにいる皆さんが纏っている金色の鎧ですね? 鎧に意思が宿っているという事なのですか?」
沙織「えぇ。」
「そうですか……。」
沙織「白竜、ここに控えているのは皆貴方と同じ宿命の下、私の元へ集ってくれた黄金聖闘士です。こちらが…。」
「待ってください、城戸嬢。いえ、アテナ?」
沙織「何でしょう?」
依然としてその小宇宙は微弱で、一同は不安を隠せなかった。
『これで、本当に地上を守る黄金聖闘士たるのか?』と。
そして、扉は開かれた。
扉の向こうに佇んでいたのは、頭の先から足の先まで白いローブに包まれた人物。
フードを目深に被り、その顔は全く見えない。
沙織「白竜……ですね?」
「そうです。」
沙織「どうぞ、お入りになって?」
「失礼します。」
声を聞く限り、まだまだ十代の若さが感じられる。
床にローブの裾を引き摺りながら、白竜は黄金たちの間に立った。
沙織「顔を見せてはくれませんか?」
「あぁ、そうですね。失礼いたしました。」
白竜はソッとフードを取った。
フードからその顔が見えた時、黄金たちの間から溜息にも似た感嘆の息。
アフロ「ほぉ…。」
シュラ「これは、また…。」
フードから見えた白竜の顔。
それはまさに美少年と呼ぶに相応しい顔だった。
優しげで、儚げで、それでいて凛とした雰囲気。
黒い少し長めのショートカットの向こうにある瞳は、澄んだ色をしている。
しばらく見惚れていたが、沙織は我に返って白竜に声をかけた。
沙織「黄竜翁から、お話は聞いておりますか?」
「あらかたは伺ってます。地上を守護する女神アテナの聖闘士、僕がその1人射手座の後継であると。」
沙織「そうです。射手座の黄金聖衣が貴方を指名しました。」
「聖衣とは、ここにいる皆さんが纏っている金色の鎧ですね? 鎧に意思が宿っているという事なのですか?」
沙織「えぇ。」
「そうですか……。」
沙織「白竜、ここに控えているのは皆貴方と同じ宿命の下、私の元へ集ってくれた黄金聖闘士です。こちらが…。」
「待ってください、城戸嬢。いえ、アテナ?」
沙織「何でしょう?」