魔術師の宝物
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夜中、カミュは目を覚ます。
ベッドの上では、自分の紅い髪とアオイの蒼銀の髪が絡み合い、広がっている。
アオイは自分の腕の中で安らかに眠っていた。
愛しくてたまらない、誰にも触れさせたくない、自分だけのアオイ。
カミュ(私が…貴女の全てになろう。元の世界を捨てて失った物の全てになって、貴女を支え、愛し続けよう…。)
「…カミュ?」
アオイの掠れた声が胸の中から聞こえる。
カミュが視線を移すと、まだまだ眠たそうなアオイ。
カミュ「起こしてしまったか?」
「うぅん…、勝手に目が覚めて…。」
カミュ「アオイ、今日もアテナが聖域にいらっしゃる。お手すきになられたら、お時間をいただこう。」
「どうかしたの?」
カミュ「…お許しを頂きに行く。私が知る限り、前例が無い事だからな。」
「何…?」
カミュ「貴女との…結婚のお許しを得に。」
「えっ!?」
カミュ「歴史の長い聖域においても、異世界の女性と結婚した聖闘士は居ないからな。だが、その前に…。」
カミュはアオイを抱きしめる。
カミュ「アオイ、私の…花嫁になってくれるか? そして、アテナと地上の愛と平和の為に、私と共に…戦ってくれるか?」
「…カミュ、ありがとう…! 私、ずっと貴方の隣に居るから…、生きる時も死ぬ時もずっと一緒に…!」
数日後、聖域が新年の宴以上にお祭りモードに入っていった。
それは、水瓶座の聖闘士と異世界の女性、蒼銀の剣聖の…婚約発表後の事。
END
2024年8月13日加筆修正
ベッドの上では、自分の紅い髪とアオイの蒼銀の髪が絡み合い、広がっている。
アオイは自分の腕の中で安らかに眠っていた。
愛しくてたまらない、誰にも触れさせたくない、自分だけのアオイ。
カミュ(私が…貴女の全てになろう。元の世界を捨てて失った物の全てになって、貴女を支え、愛し続けよう…。)
「…カミュ?」
アオイの掠れた声が胸の中から聞こえる。
カミュが視線を移すと、まだまだ眠たそうなアオイ。
カミュ「起こしてしまったか?」
「うぅん…、勝手に目が覚めて…。」
カミュ「アオイ、今日もアテナが聖域にいらっしゃる。お手すきになられたら、お時間をいただこう。」
「どうかしたの?」
カミュ「…お許しを頂きに行く。私が知る限り、前例が無い事だからな。」
「何…?」
カミュ「貴女との…結婚のお許しを得に。」
「えっ!?」
カミュ「歴史の長い聖域においても、異世界の女性と結婚した聖闘士は居ないからな。だが、その前に…。」
カミュはアオイを抱きしめる。
カミュ「アオイ、私の…花嫁になってくれるか? そして、アテナと地上の愛と平和の為に、私と共に…戦ってくれるか?」
「…カミュ、ありがとう…! 私、ずっと貴方の隣に居るから…、生きる時も死ぬ時もずっと一緒に…!」
数日後、聖域が新年の宴以上にお祭りモードに入っていった。
それは、水瓶座の聖闘士と異世界の女性、蒼銀の剣聖の…婚約発表後の事。
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2024年8月13日加筆修正
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