HEART OF SWORD
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(黄金の鎧…?)
そう、そこには黄金の鎧に身を包んだ男達が並んでいた。
しかも、色は同じでも形態が異なる鎧を着ている。
(素材は同じでも、鎧は異なる形態をしているのか?)
考えてみるが、自分の居た国の近隣にこのような趣味の悪い金ピカの鎧を纏う国は無かった。
ならばと、自分の頭に叩き込んである歴史や文化の記憶を猛スピードで再生してみた。
が、何一つ彼らに該当する歴史文化は思い浮かばない。
(もしかして、私はとんでもない事態に陥っているのでは?)
過去、魔法に長けている老いた術師に聞いた事がある。
術師『空間転移の術には気をつけるがええ。アレは時にとんでもない事を引き起こしてくるでな。』
『とんでもない事?』
術師『そうじゃ。命までは取らぬが、その代わり二度とこの世界の土を踏めぬようになる。』
『どういう事?』
術師『異世界へ誘われる事があるのじゃよ。だから、空間転移の術の魔法陣が現れた時は、恥も外聞も捨てて逃げる事じゃ。』
『そうか。覚えておくよ。』
(何てこと…! 私は思い切り魔法陣へ飛び込んでしまったじゃないか;)
アオイは思いっきりため息をついたが、黄金の男達は全く警戒を緩めない。
やがて、男達の中から声があがる。
?「おぬし、何者か。」
声を発したのは、若草色の長髪を揺らしていた。
その男だけは黄金の鎧を纏わず、黒い法衣のような物を纏っている。
しかし、その目にみなぎる闘志は他を圧倒する勢いだ。
「私は、アオイ・シュバリエティ。傭兵です。」
傭兵という言葉に何人かが身構えた。
見れば彼女、腰に二振りの剣を挿している。
鎧などは身につけては居ないが、武人である事は明らか。
?「何ゆえ、ここに居るのか?」
「いや、それは私が聞きたい事です。ここは何処なのですか?」
?「しらばっくれるな! さては、アテナのお命を狙ってきたか!」
「アテナ??? ここの王の名ですか?」
?「まだ惚けるつもりか!」
「いや、惚けるも何も、私もいきなりここへ飛ばされたのですが;」
?「かくなる上は、ひっ捕らえて白状させてくれる!」
「聞けよ、人の話を#」
アオイは思った。
(だめだ、この男。かなりの自己中人間と見える;)
アオイ、初めての対面にしては上出来な指摘をした。
そう、そこには黄金の鎧に身を包んだ男達が並んでいた。
しかも、色は同じでも形態が異なる鎧を着ている。
(素材は同じでも、鎧は異なる形態をしているのか?)
考えてみるが、自分の居た国の近隣にこのような趣味の悪い金ピカの鎧を纏う国は無かった。
ならばと、自分の頭に叩き込んである歴史や文化の記憶を猛スピードで再生してみた。
が、何一つ彼らに該当する歴史文化は思い浮かばない。
(もしかして、私はとんでもない事態に陥っているのでは?)
過去、魔法に長けている老いた術師に聞いた事がある。
術師『空間転移の術には気をつけるがええ。アレは時にとんでもない事を引き起こしてくるでな。』
『とんでもない事?』
術師『そうじゃ。命までは取らぬが、その代わり二度とこの世界の土を踏めぬようになる。』
『どういう事?』
術師『異世界へ誘われる事があるのじゃよ。だから、空間転移の術の魔法陣が現れた時は、恥も外聞も捨てて逃げる事じゃ。』
『そうか。覚えておくよ。』
(何てこと…! 私は思い切り魔法陣へ飛び込んでしまったじゃないか;)
アオイは思いっきりため息をついたが、黄金の男達は全く警戒を緩めない。
やがて、男達の中から声があがる。
?「おぬし、何者か。」
声を発したのは、若草色の長髪を揺らしていた。
その男だけは黄金の鎧を纏わず、黒い法衣のような物を纏っている。
しかし、その目にみなぎる闘志は他を圧倒する勢いだ。
「私は、アオイ・シュバリエティ。傭兵です。」
傭兵という言葉に何人かが身構えた。
見れば彼女、腰に二振りの剣を挿している。
鎧などは身につけては居ないが、武人である事は明らか。
?「何ゆえ、ここに居るのか?」
「いや、それは私が聞きたい事です。ここは何処なのですか?」
?「しらばっくれるな! さては、アテナのお命を狙ってきたか!」
「アテナ??? ここの王の名ですか?」
?「まだ惚けるつもりか!」
「いや、惚けるも何も、私もいきなりここへ飛ばされたのですが;」
?「かくなる上は、ひっ捕らえて白状させてくれる!」
「聞けよ、人の話を#」
アオイは思った。
(だめだ、この男。かなりの自己中人間と見える;)
アオイ、初めての対面にしては上出来な指摘をした。