HEART OF SWORD
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
第6話「剣聖降臨」
勝ち目の無い戦いが始まった。
アオイはその両手に剣を握り、臆する事無くドラゴンゾンビに立ち向かう。
「アオイ・シュバリエティ、いざ参る!!」
アテナの祝福を受けた双剣が唸り、ドラゴンゾンビに斬りかかる。
剣撃はドラゴンゾンビの皮膚に当たるが、そのほとんどは弾き返されてしまう。
そう、アオイの世界におけるドラゴンの鱗も、最高の強度を誇っているのだ。
なまじな攻撃はまるで効かないし、ドラゴンゾンビになった事でその防御力は倍増している。
(やはり、普通の剣撃では歯が立たないかっ!)
あくまでも先ほどの剣撃は様子見。
アオイは特に慌てたり、うろたえる事は無い。
(カミュも言っていた。戦闘中こそ、冷静に状況を判断しなくてはいけないと。彼らの教えを無駄にしてはいけない。)
そして、元の世界で聞いた効果的な攻撃方法を思い出す。
同じ傭兵であり、キャリアの長い剣士に聞いた話だ。
剣士『ドラゴンゾンビに効果的な攻撃かね?』
『えぇ。いつ、ご対面するかわかりません。貴方はかつて、ドラゴンゾンビと戦った事があると小耳に挟んだものですから。』
剣士『ふむ、あの時は1人ではなかった。何人かとパーティーを組んでいたんだよ。その中に優秀な僧侶(クレリック)がいたのでね、彼の力を借りたのだ。』
『では、退魔の魔法を?』
剣士『退魔の魔法も使ったが、やはり聖魔法が効いた様だな。あと、聖水や聖なる能力を宿す武器なども効果的なんだと聞いた。』
『なるほど、聖魔法は無理かもしれないけど、聖なる能力を宿す武器ならば何とか入手できるかもしれないな…。』
剣士『そうだな。我ら剣士も魔法を使える者はいるが、本職の者に比べれば付け焼刃もいいところだからな。やはり、武具を揃えるのが重畳だろう。』
その言葉が脳裏に浮かび、アオイは改めて沙織に心の中で礼を述べた。
(アテナ、貴女の力は間違い無く聖なる力。少し、光明が見えた気がいたします。)
彼女の祝福を受けていなければ、今頃この双剣は粉々にされていた。
勝ち目の無い戦いが始まった。
アオイはその両手に剣を握り、臆する事無くドラゴンゾンビに立ち向かう。
「アオイ・シュバリエティ、いざ参る!!」
アテナの祝福を受けた双剣が唸り、ドラゴンゾンビに斬りかかる。
剣撃はドラゴンゾンビの皮膚に当たるが、そのほとんどは弾き返されてしまう。
そう、アオイの世界におけるドラゴンの鱗も、最高の強度を誇っているのだ。
なまじな攻撃はまるで効かないし、ドラゴンゾンビになった事でその防御力は倍増している。
(やはり、普通の剣撃では歯が立たないかっ!)
あくまでも先ほどの剣撃は様子見。
アオイは特に慌てたり、うろたえる事は無い。
(カミュも言っていた。戦闘中こそ、冷静に状況を判断しなくてはいけないと。彼らの教えを無駄にしてはいけない。)
そして、元の世界で聞いた効果的な攻撃方法を思い出す。
同じ傭兵であり、キャリアの長い剣士に聞いた話だ。
剣士『ドラゴンゾンビに効果的な攻撃かね?』
『えぇ。いつ、ご対面するかわかりません。貴方はかつて、ドラゴンゾンビと戦った事があると小耳に挟んだものですから。』
剣士『ふむ、あの時は1人ではなかった。何人かとパーティーを組んでいたんだよ。その中に優秀な僧侶(クレリック)がいたのでね、彼の力を借りたのだ。』
『では、退魔の魔法を?』
剣士『退魔の魔法も使ったが、やはり聖魔法が効いた様だな。あと、聖水や聖なる能力を宿す武器なども効果的なんだと聞いた。』
『なるほど、聖魔法は無理かもしれないけど、聖なる能力を宿す武器ならば何とか入手できるかもしれないな…。』
剣士『そうだな。我ら剣士も魔法を使える者はいるが、本職の者に比べれば付け焼刃もいいところだからな。やはり、武具を揃えるのが重畳だろう。』
その言葉が脳裏に浮かび、アオイは改めて沙織に心の中で礼を述べた。
(アテナ、貴女の力は間違い無く聖なる力。少し、光明が見えた気がいたします。)
彼女の祝福を受けていなければ、今頃この双剣は粉々にされていた。