HEART OF SWORD
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
アオイが下に降りて行ってからも、黄金たちは教皇の間から出る事は無かった。
ただ無言で、ただ無心にアオイの無事を祈る。
そんな中、扉の向こうから子供の声が聞こえた。
貴鬼「ムウ様、シオン様! オイラです、貴鬼です!」
シオン「貴鬼? 入ってくるが良い。」
シオンの許可がおり、扉は開く。
扉の向こう側に居たのは、汗と泥だらけになった貴鬼。
その顔は、汗と泥と涙でグシャグシャになっていた。
ムウ「どうしたのですか、貴鬼? その姿は一体っ!」
貴鬼「オ、オイラ…お姉ちゃんから、伝言を頼まれて!」
カミュ「アオイからか!?」
貴鬼「はっ、はい! ゲホゲホっ!」
沙織「誰か貴鬼に水を!」
女官達が水差しを持ってくると、貴鬼はコップに注ぐ事無くそれを飲み干した。
水を全て飲み干し、息を整えると貴鬼は跪く。
貴鬼「アオイお姉ちゃんからの伝言です。…もし、自分に万一の事があったら…結界内の空間をアテナと黄金聖闘士たちで封印、もしくは…消滅させて欲しい。」
沙織「何ですって!?」
シオン「何と!? それは真実か、貴鬼!!」
貴鬼「っ、はい。お姉ちゃんはこうも言っていました。私がドラゴンゾンビに勝てる確立は良くて3割。圧倒的に不利だから、この伝言を聞いたら直ちにその準備に取り掛かって欲しいって!」
カミュ「そんな、アオイの勝率が僅か3割!?」
サガ「結界内の空間ごと封印、もしくは消滅…。彼女はまさに死を覚悟して向かったというのか!」
沙織「貴鬼、伝言をありがとう。ここから先は私と黄金聖闘士たちのお役目。貴方はおやすみなさい?」
貴鬼「アテナ様ぁ、お姉ちゃんは、お姉ちゃんはどうなっちゃうの!? 死んじゃうの!?」
ムウ「貴鬼、言葉を慎みなさい!」
沙織「ムウ、良いのです。貴鬼、そんな事はありません。彼女は死にません。ちゃんと戻ってきますよ?」
貴鬼「よかっ…た。」
そう言うと、貴鬼は疲労から倒れてしまい、治療を受ける為に別室に運ばれていった。
ただ無言で、ただ無心にアオイの無事を祈る。
そんな中、扉の向こうから子供の声が聞こえた。
貴鬼「ムウ様、シオン様! オイラです、貴鬼です!」
シオン「貴鬼? 入ってくるが良い。」
シオンの許可がおり、扉は開く。
扉の向こう側に居たのは、汗と泥だらけになった貴鬼。
その顔は、汗と泥と涙でグシャグシャになっていた。
ムウ「どうしたのですか、貴鬼? その姿は一体っ!」
貴鬼「オ、オイラ…お姉ちゃんから、伝言を頼まれて!」
カミュ「アオイからか!?」
貴鬼「はっ、はい! ゲホゲホっ!」
沙織「誰か貴鬼に水を!」
女官達が水差しを持ってくると、貴鬼はコップに注ぐ事無くそれを飲み干した。
水を全て飲み干し、息を整えると貴鬼は跪く。
貴鬼「アオイお姉ちゃんからの伝言です。…もし、自分に万一の事があったら…結界内の空間をアテナと黄金聖闘士たちで封印、もしくは…消滅させて欲しい。」
沙織「何ですって!?」
シオン「何と!? それは真実か、貴鬼!!」
貴鬼「っ、はい。お姉ちゃんはこうも言っていました。私がドラゴンゾンビに勝てる確立は良くて3割。圧倒的に不利だから、この伝言を聞いたら直ちにその準備に取り掛かって欲しいって!」
カミュ「そんな、アオイの勝率が僅か3割!?」
サガ「結界内の空間ごと封印、もしくは消滅…。彼女はまさに死を覚悟して向かったというのか!」
沙織「貴鬼、伝言をありがとう。ここから先は私と黄金聖闘士たちのお役目。貴方はおやすみなさい?」
貴鬼「アテナ様ぁ、お姉ちゃんは、お姉ちゃんはどうなっちゃうの!? 死んじゃうの!?」
ムウ「貴鬼、言葉を慎みなさい!」
沙織「ムウ、良いのです。貴鬼、そんな事はありません。彼女は死にません。ちゃんと戻ってきますよ?」
貴鬼「よかっ…た。」
そう言うと、貴鬼は疲労から倒れてしまい、治療を受ける為に別室に運ばれていった。