HEART OF SWORD
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「あの足跡、間違いなくドラゴンだ。」
全員「「ドラゴン!?」」
「覚えているだろう? 私がどうしてこの世界に来たのか。」
カミュ「モンスター退治でドラゴンの使う空間転移の術に巻き込まれたと言っていたな?」
「そう、そのドラゴンが生きていたようだ。しかも、最悪の形で。」
ロス「最悪の形???」
「あのドラゴンの王は、『アンデッド』になっている。」
シャカ「アンデッド? という事は、死にきれていないと?」
「そう。死にそうになっても死にきれず、その苦痛と生ある者への憎悪だけで動く最悪の状態で。人によってはゾンビ化とも言うようだけど。」
アフロ「ゾンビとは、これまた美しくないな…。」
「ゾンビ化したアンデッドは、生きていた状態から比べれば全ての能力が倍増している。防御力、攻撃力も。知能的なものは無いに等しいが、憎悪と生ある者への執着という本能だけで動いている。」
沙織「貴女の世界ではよく知られたモンスターですの?」
「最も遭遇したくないモンスター、ナンバーワンです。ドラゴンゾンビなんて、滅多にお目にかかれるものではありませんが。私も迂闊でした、止めは刺したものと確信しきっておりました。」
カミュ「しかも、軍隊総出でも生きているドラゴンには四苦八苦したのだろう? 戦う能力が倍増したとなれば、ことさら厄介だ。」
「アテナ、聖なる結界であればあれもそう簡単に動けなくなる。どうかあの森に結界を!」
沙織「わかりました。大神官に命じ、あの森全体を被い尽くす結界を張らせます。」
「夜もかがり火を絶やしませぬように。夜はアンデッドの活動が活発化します。明かりに弱い彼らの力を少しでも削ぐ事が肝要です。」
沙織「わかりました。シオン、すぐにアオイさんの仰った用意を整えてください。聖域に眠る結界を張る道具については全て使用を許可します!」
シオン「御意!」
「今ひとつ。討伐には私を遣わしてください。」
沙織「1人で行くおつもりですか!? 危険です!!」
「これは、私の落ち度からの出来事。過ちは償うのが道理でありましょう?」
沙織「1人で行けば、下手をすれば殺されてしまいます!!」
「可能性は大きいでしょう。ですが、それでも行かなくてはいけない。それが剣士としての私の務めです。」
沙織「ダメです、そんな危険な事は許しません!!」
「アテナ、これは本来なら貴女がたには関係ない出来事。私の戻るべき世界だけで納めるべき事なのに、それを他の世界にまで持ち込んだなど私の一生の恥。あれを処理する役目は私が背負うべきもの! 貴女がたこそ、危険な目にさらす事は出来ません!!」
全員「「ドラゴン!?」」
「覚えているだろう? 私がどうしてこの世界に来たのか。」
カミュ「モンスター退治でドラゴンの使う空間転移の術に巻き込まれたと言っていたな?」
「そう、そのドラゴンが生きていたようだ。しかも、最悪の形で。」
ロス「最悪の形???」
「あのドラゴンの王は、『アンデッド』になっている。」
シャカ「アンデッド? という事は、死にきれていないと?」
「そう。死にそうになっても死にきれず、その苦痛と生ある者への憎悪だけで動く最悪の状態で。人によってはゾンビ化とも言うようだけど。」
アフロ「ゾンビとは、これまた美しくないな…。」
「ゾンビ化したアンデッドは、生きていた状態から比べれば全ての能力が倍増している。防御力、攻撃力も。知能的なものは無いに等しいが、憎悪と生ある者への執着という本能だけで動いている。」
沙織「貴女の世界ではよく知られたモンスターですの?」
「最も遭遇したくないモンスター、ナンバーワンです。ドラゴンゾンビなんて、滅多にお目にかかれるものではありませんが。私も迂闊でした、止めは刺したものと確信しきっておりました。」
カミュ「しかも、軍隊総出でも生きているドラゴンには四苦八苦したのだろう? 戦う能力が倍増したとなれば、ことさら厄介だ。」
「アテナ、聖なる結界であればあれもそう簡単に動けなくなる。どうかあの森に結界を!」
沙織「わかりました。大神官に命じ、あの森全体を被い尽くす結界を張らせます。」
「夜もかがり火を絶やしませぬように。夜はアンデッドの活動が活発化します。明かりに弱い彼らの力を少しでも削ぐ事が肝要です。」
沙織「わかりました。シオン、すぐにアオイさんの仰った用意を整えてください。聖域に眠る結界を張る道具については全て使用を許可します!」
シオン「御意!」
「今ひとつ。討伐には私を遣わしてください。」
沙織「1人で行くおつもりですか!? 危険です!!」
「これは、私の落ち度からの出来事。過ちは償うのが道理でありましょう?」
沙織「1人で行けば、下手をすれば殺されてしまいます!!」
「可能性は大きいでしょう。ですが、それでも行かなくてはいけない。それが剣士としての私の務めです。」
沙織「ダメです、そんな危険な事は許しません!!」
「アテナ、これは本来なら貴女がたには関係ない出来事。私の戻るべき世界だけで納めるべき事なのに、それを他の世界にまで持ち込んだなど私の一生の恥。あれを処理する役目は私が背負うべきもの! 貴女がたこそ、危険な目にさらす事は出来ません!!」