HEART OF SWORD
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足跡が見つかった森の中では、其処此処で神官や衛兵達が見回りを続けている。
黄金聖闘士のカミュの姿を見ると、皆が頭を下げる。
カミュも様子を聞いて、少しでも情報を得ようとしている。
「カミュ、あの結界の方向かな?」
カミュ「あぁ、何か悪しきものが染み出るとも限らんから、結界を張っているようだ。」
アオイが其処に近づくと、彼女の表情が一変した。
「こ、これは…!!!」
そこに残されていたのは、とてつもなく大きな足跡。
足跡だけでも2メートルくらいはありそうだ。
そして、爪も鋭そうで5本指らしい事もわかる。
カミュ「この地上では、このような大きな足跡を残す動物は今のところ確認されていない。となれば、アテナの仰る様に我らの預かり知らぬものかもしれんな。」
「…カミュ。」
押し殺すような、小さな、それでいて低い声が聞こえる。
カミュ「どうした?」
「アテナは聖域に準警戒態勢を命じられたな?」
カミュ「あぁ。」
「それではぬるい。」
カミュ「何か、知っているのか?」
「話は後だ、死人が出る前に森の中にいる全ての人間を避難させて!」
カミュ「待て、何がどういう事なんだ!?」
「話は後よ!! 被害者を出したくなければ、全員を安全な場所へ移動させるのよ、早く!!!」
今までに見た事がないくらい、アオイは鬼気迫った表情を見せた。
カミュも只事ではないと認識し、黙ってアオイの言うとおりに皆を森から出し、安全な地区まで避難させた。
そして、アオイは沙織への謁見を熱望し、カミュもそれに付き添った。
アオイがあの足跡について何か知っているという話は12宮に広まり、結局は先ほどの謁見のメンバーも全て揃った。
アオイの表情を見る限り、とても安心できる話でもないのだろう。
沙織が支度を終えて謁見の間に下りてきて、事の次第を話すように促す。
沙織「アオイさん、あの足跡について何かご存知なのですね?」
「えぇ。アテナ、お願いがあります。」
沙織「何ですか?」
「あの森全体に強力な結界を張っていただきたい。」
沙織「結界? 神官や聖具を使えば出来ない事もありませんが、何ゆえ?」
「あの足跡の主がアイツだとすれば、これは戦争だ。」
シオン「戦争? アオイ、順を追って話してくれまいか? 我らには何の事かトンと見当がつかぬ。」
「そう、ですね…。」
黄金聖闘士のカミュの姿を見ると、皆が頭を下げる。
カミュも様子を聞いて、少しでも情報を得ようとしている。
「カミュ、あの結界の方向かな?」
カミュ「あぁ、何か悪しきものが染み出るとも限らんから、結界を張っているようだ。」
アオイが其処に近づくと、彼女の表情が一変した。
「こ、これは…!!!」
そこに残されていたのは、とてつもなく大きな足跡。
足跡だけでも2メートルくらいはありそうだ。
そして、爪も鋭そうで5本指らしい事もわかる。
カミュ「この地上では、このような大きな足跡を残す動物は今のところ確認されていない。となれば、アテナの仰る様に我らの預かり知らぬものかもしれんな。」
「…カミュ。」
押し殺すような、小さな、それでいて低い声が聞こえる。
カミュ「どうした?」
「アテナは聖域に準警戒態勢を命じられたな?」
カミュ「あぁ。」
「それではぬるい。」
カミュ「何か、知っているのか?」
「話は後だ、死人が出る前に森の中にいる全ての人間を避難させて!」
カミュ「待て、何がどういう事なんだ!?」
「話は後よ!! 被害者を出したくなければ、全員を安全な場所へ移動させるのよ、早く!!!」
今までに見た事がないくらい、アオイは鬼気迫った表情を見せた。
カミュも只事ではないと認識し、黙ってアオイの言うとおりに皆を森から出し、安全な地区まで避難させた。
そして、アオイは沙織への謁見を熱望し、カミュもそれに付き添った。
アオイがあの足跡について何か知っているという話は12宮に広まり、結局は先ほどの謁見のメンバーも全て揃った。
アオイの表情を見る限り、とても安心できる話でもないのだろう。
沙織が支度を終えて謁見の間に下りてきて、事の次第を話すように促す。
沙織「アオイさん、あの足跡について何かご存知なのですね?」
「えぇ。アテナ、お願いがあります。」
沙織「何ですか?」
「あの森全体に強力な結界を張っていただきたい。」
沙織「結界? 神官や聖具を使えば出来ない事もありませんが、何ゆえ?」
「あの足跡の主がアイツだとすれば、これは戦争だ。」
シオン「戦争? アオイ、順を追って話してくれまいか? 我らには何の事かトンと見当がつかぬ。」
「そう、ですね…。」