HEART OF SWORD
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そんなある日、聖域に不穏な気配が流れ出した。
それが発覚したのは数日前、聖域内での事。
沙織「足跡?」
シオン「はい。」
沙織が戻ってきて、不在の間の事をシオンから報告を受けている時の事。
謁見の間には沙織、教皇シオン、黄金聖闘士たちが勢揃いしていた。
サガ「最初、それを見つけたのは衛兵でした。聖域内の巡回に出ている際に見つけたそうです。」
沙織「して、その足跡の正体は?」
サガ「目下の所、それが何であるかは不明です。しかし、確かな事があります。聖域はおろか、この地上に生存しているものとは到底思えないという事です。」
沙織「そんな存在が、なぜ聖域に入り込めたのでしょう? 聖域には結界が何重にも敷かれているはず。」
シオン「ただいま、神官総出で結界の乱れなどがないか調査中です。」
沙織「では、事の真相がハッキリするまで聖域内は準警戒態勢に入っていただきます。念のためにロドリオ村には衛兵たちを常駐させ、被害を最小限にするようにしましょう。もしかしたら、私たちが知り得ぬ勢力のものかもしれません。」
黄金「「御意!」」
沙織「カミュ。この出来事が収まるまで、アオイさんへの指導も一時中断してください。彼女に何かあれば大変ですから、教皇宮に来ていただく事も考えましょう。」
カミュ「はい。アオイへは私が伝えます。」
沙織「頼みます。」
謁見が終わり、カミュは己の宮を通り過ぎて双児宮へ向かった。
カミュ(彼女には安全な場所にいて欲しい。仮にも武人である彼女にこんな気遣いをすれば怒られるかもしれないが…。)
「カミュ?」
双児宮に到着すると、脇にある岩場でアオイが双剣を持って立っていた。
「アテナの謁見は終わったの?」
カミュ「あぁ。貴女に話がある、いいだろうか。」
「かまわないよ。」
カミュは謁見の間での出来事を全て話した。
「そういう事情ならばしょうがないでしょう。貴方がたの邪魔をする気なんて毛頭ないですから。」
カミュ「理解してもらえてよかった。貴女にもしもの事があれば、皆が悲しむからな。早いうちに教皇宮へ上がるのが得策だ。」
「そうする。でもその前にカミュ、その足跡とやらを見てみたいけど、ダメかな?」
カミュ「ダメではないだろうが、心当たりでもあるのか?」
「ないけれど、見たい。」
カミュ「では、行ってみるか。見回りついでに。」
「えぇ。」
それが発覚したのは数日前、聖域内での事。
沙織「足跡?」
シオン「はい。」
沙織が戻ってきて、不在の間の事をシオンから報告を受けている時の事。
謁見の間には沙織、教皇シオン、黄金聖闘士たちが勢揃いしていた。
サガ「最初、それを見つけたのは衛兵でした。聖域内の巡回に出ている際に見つけたそうです。」
沙織「して、その足跡の正体は?」
サガ「目下の所、それが何であるかは不明です。しかし、確かな事があります。聖域はおろか、この地上に生存しているものとは到底思えないという事です。」
沙織「そんな存在が、なぜ聖域に入り込めたのでしょう? 聖域には結界が何重にも敷かれているはず。」
シオン「ただいま、神官総出で結界の乱れなどがないか調査中です。」
沙織「では、事の真相がハッキリするまで聖域内は準警戒態勢に入っていただきます。念のためにロドリオ村には衛兵たちを常駐させ、被害を最小限にするようにしましょう。もしかしたら、私たちが知り得ぬ勢力のものかもしれません。」
黄金「「御意!」」
沙織「カミュ。この出来事が収まるまで、アオイさんへの指導も一時中断してください。彼女に何かあれば大変ですから、教皇宮に来ていただく事も考えましょう。」
カミュ「はい。アオイへは私が伝えます。」
沙織「頼みます。」
謁見が終わり、カミュは己の宮を通り過ぎて双児宮へ向かった。
カミュ(彼女には安全な場所にいて欲しい。仮にも武人である彼女にこんな気遣いをすれば怒られるかもしれないが…。)
「カミュ?」
双児宮に到着すると、脇にある岩場でアオイが双剣を持って立っていた。
「アテナの謁見は終わったの?」
カミュ「あぁ。貴女に話がある、いいだろうか。」
「かまわないよ。」
カミュは謁見の間での出来事を全て話した。
「そういう事情ならばしょうがないでしょう。貴方がたの邪魔をする気なんて毛頭ないですから。」
カミュ「理解してもらえてよかった。貴女にもしもの事があれば、皆が悲しむからな。早いうちに教皇宮へ上がるのが得策だ。」
「そうする。でもその前にカミュ、その足跡とやらを見てみたいけど、ダメかな?」
カミュ「ダメではないだろうが、心当たりでもあるのか?」
「ないけれど、見たい。」
カミュ「では、行ってみるか。見回りついでに。」
「えぇ。」