HEART OF SWORD
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アオイが聖域に留まって数日、彼女と黄金たちの間柄は友好的になってきた。
最初こそ余所余所しい言葉使いや敬語が会話にあったが、それも無くなっている。
そして、聖域での暮らしに慣れてきた頃、アオイはある宮へ向かっていた。
「カミュ、カミュ?」
黄金12宮、第11番目の宮である宝瓶宮。
アオイはその入り口に立つと、宮主を呼んだ。
カミュ「アオイではないか、どうかしたのか?」
カミュは聖衣ではなく普段着で居住区から出てきた。
色の濃いジーパンに白いシャツという、よほど聖闘士とはイメージできにくい格好だ。
「貴方に聞きたい事があるんだ。」
カミュ「私でわかる事ならば、何でも聞いてくれ。」
「うん。小宇宙の事、教えて欲しいんだ。出来れば扱い方の基礎も教えてくれるとありがたい。」
カミュ「小宇宙の事? 別に教えるのは構わないが、どうしてまた。」
「私も、もしかしたら修練すれば小宇宙を操れるかもしれないと貴方も言ってくれただろう? それに強くなりたいから。強くなって、多くの人を助けたいんだ。貴方たちのように超人的な力でなくてもいい、剣術と上手く融合できるようにしてみたい。」
カミュ「なるほど…。」
「それに、カミュは弟子を取って、同じ聖闘士に育て上げたと聞いた。人に教える能力に長けていると思うんだ。」
カミュ「それを言うなら、貴方が滞在している双児宮の2つ下にもムウが居るではないか。」
「ムウは今、弟子を取ってその修行を見たり、聖衣の修復にも取り掛かっている。そんな彼にこれ以上負担をかけたくないし、ムウが貴方を推薦してくれたんだから。」
カミュ「ムウが?」
「小宇宙の扱い方に関しては、カミュの方がわかりやすく手ほどきしてくれそうですからって。」
カミュの操る凍気を繰り出すには、よほど小宇宙の扱いに慣れていないと無理である。
それもあってか、彼は黄金の中で最も小宇宙の扱いに慣れている。
師にするにはこれ以上ない逸材である。
カミュ「わかった。私で教えられる限りは教えよう。」
「ありがとう、カミュ!」
心の底から嬉しそうに微笑むアオイ。
これが、最初黄金3人を相手に堂々と渡り合えた剣士だとは誰も思えまい。
幼さ残る笑顔だが、アオイが滞在すると決まった後にその年齢が28と聞き、皆が仰天したのを覚えている。
自分よりは年下だろうと踏んでいたカミュは目を見開いたのだ。
カミュ「教皇にも一応、ご報告を兼ねて許可を頂いておこう。万が一、罰を受けるようになっては大変だからな。」
「今から行くの?」
カミュ「あぁ、アオイも早く修練したいだろう?」
「もちろん!」
そして、2人は揃って教皇宮へと上がっていった。
最初こそ余所余所しい言葉使いや敬語が会話にあったが、それも無くなっている。
そして、聖域での暮らしに慣れてきた頃、アオイはある宮へ向かっていた。
「カミュ、カミュ?」
黄金12宮、第11番目の宮である宝瓶宮。
アオイはその入り口に立つと、宮主を呼んだ。
カミュ「アオイではないか、どうかしたのか?」
カミュは聖衣ではなく普段着で居住区から出てきた。
色の濃いジーパンに白いシャツという、よほど聖闘士とはイメージできにくい格好だ。
「貴方に聞きたい事があるんだ。」
カミュ「私でわかる事ならば、何でも聞いてくれ。」
「うん。小宇宙の事、教えて欲しいんだ。出来れば扱い方の基礎も教えてくれるとありがたい。」
カミュ「小宇宙の事? 別に教えるのは構わないが、どうしてまた。」
「私も、もしかしたら修練すれば小宇宙を操れるかもしれないと貴方も言ってくれただろう? それに強くなりたいから。強くなって、多くの人を助けたいんだ。貴方たちのように超人的な力でなくてもいい、剣術と上手く融合できるようにしてみたい。」
カミュ「なるほど…。」
「それに、カミュは弟子を取って、同じ聖闘士に育て上げたと聞いた。人に教える能力に長けていると思うんだ。」
カミュ「それを言うなら、貴方が滞在している双児宮の2つ下にもムウが居るではないか。」
「ムウは今、弟子を取ってその修行を見たり、聖衣の修復にも取り掛かっている。そんな彼にこれ以上負担をかけたくないし、ムウが貴方を推薦してくれたんだから。」
カミュ「ムウが?」
「小宇宙の扱い方に関しては、カミュの方がわかりやすく手ほどきしてくれそうですからって。」
カミュの操る凍気を繰り出すには、よほど小宇宙の扱いに慣れていないと無理である。
それもあってか、彼は黄金の中で最も小宇宙の扱いに慣れている。
師にするにはこれ以上ない逸材である。
カミュ「わかった。私で教えられる限りは教えよう。」
「ありがとう、カミュ!」
心の底から嬉しそうに微笑むアオイ。
これが、最初黄金3人を相手に堂々と渡り合えた剣士だとは誰も思えまい。
幼さ残る笑顔だが、アオイが滞在すると決まった後にその年齢が28と聞き、皆が仰天したのを覚えている。
自分よりは年下だろうと踏んでいたカミュは目を見開いたのだ。
カミュ「教皇にも一応、ご報告を兼ねて許可を頂いておこう。万が一、罰を受けるようになっては大変だからな。」
「今から行くの?」
カミュ「あぁ、アオイも早く修練したいだろう?」
「もちろん!」
そして、2人は揃って教皇宮へと上がっていった。