HEART OF SWORD
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「その御二方は?」
沙織「紹介しますわね。こちらの法衣を着ているのはサガ、こちらの訓練着を着ているのがカノン。聖域一の仲の悪さを誇る一卵性双生児です。」
「仲の悪さを誇るのはどうかと思いますが;」
沙織「この2人、血を分けた兄弟であるにも関わらず仲が悪いのです。今日も守護する場所であり、住処でもある双児宮で派手に喧嘩をして、お互いを異次元送りにしようとその手の技を繰り出したようです。」
「まさか、サガ殿とカノン殿の技とドラゴンの術がリンクした?」
沙織「可能性は大ですわね。今まではこんな事も無かったのですが、異世界にまで被害を及ぼすほどはた迷惑な喧嘩とは思いませんでした。」
沙織の言葉はいちいちサガとカノンに突き刺さっていく。
周りもそれを感じ取っているものの、それを止めようとはしない。
日々の喧嘩でとばっちりを受ける周りとしては、これくらいの説教を受けてもらって然りなのだ。
沙織「アオイさんの身柄は、元の世界に戻るまで私が責任を持って保障いたします。貴女は今この瞬間から、聖域のお客様です。」
「いや、しかし…; 私もいきなりここに来てしまったのですから、そこまで気を使ってもらわなくても。」
沙織「これを機会に、異世界の客人とたくさん語り合いたいのです。お互いに学ぶものも多いと思いますの。すぐに、アオイさんのお部屋を教皇宮に用意させますから、しばらくはここでお茶にいたしましょう?」
その沙織の言葉を聞いて、半ば魂が昇天しかかっていた史上最強に仲が悪い一卵性双生児たちは恐ろしいほど声をリンクさせた。
サガ・カノン「「お待ちください、アテナ!!」」
沙織「何ですの?」
サガ「アテナ、我らにもお客人に謝罪を込めて責任を取らせて頂きたいのです。」
カノン「せめて、彼女の寝床は我らの宮をお使い頂きたい。」
「え?」
デス「そりゃ、ダメだ。」
サガ「何故、お前にダメ出しを喰らわねばならん。」
デス「お前ら2人の中にこの娘を飛び入りさせんのか? 危なっかしいったらねぇ。貞操の危機もいいところだゼ!」
サガ・カノン「「お前にだけは言われたくないわ、蟹。」」
沙織「わかりました。アオイさん、貴女の滞在場所は双児宮にいたしましょう。」
「しかし、2人のご迷惑では?」
サガ「安心してくれ。自分で言うのもなんだが、私はワーカーホリックでな。私室は双児宮にあるが、ほとんどはこの教皇宮の宿直室に詰めている。滞在期間中は双児宮の客室で過ごすと良かろう。」
ミロ「って事は、カノンと2人きりかぁ?」
シャカ「飢えた虎の前に差し出された馳走のようなものではないかね?」
カノン「虎と言うなら老師だろう。」
童虎「ほほほっ、言うようになったのう、カノン。」
こうして、アオイは元の世界へ戻るまでの期間、双児宮に泊まる事になった。
沙織「紹介しますわね。こちらの法衣を着ているのはサガ、こちらの訓練着を着ているのがカノン。聖域一の仲の悪さを誇る一卵性双生児です。」
「仲の悪さを誇るのはどうかと思いますが;」
沙織「この2人、血を分けた兄弟であるにも関わらず仲が悪いのです。今日も守護する場所であり、住処でもある双児宮で派手に喧嘩をして、お互いを異次元送りにしようとその手の技を繰り出したようです。」
「まさか、サガ殿とカノン殿の技とドラゴンの術がリンクした?」
沙織「可能性は大ですわね。今まではこんな事も無かったのですが、異世界にまで被害を及ぼすほどはた迷惑な喧嘩とは思いませんでした。」
沙織の言葉はいちいちサガとカノンに突き刺さっていく。
周りもそれを感じ取っているものの、それを止めようとはしない。
日々の喧嘩でとばっちりを受ける周りとしては、これくらいの説教を受けてもらって然りなのだ。
沙織「アオイさんの身柄は、元の世界に戻るまで私が責任を持って保障いたします。貴女は今この瞬間から、聖域のお客様です。」
「いや、しかし…; 私もいきなりここに来てしまったのですから、そこまで気を使ってもらわなくても。」
沙織「これを機会に、異世界の客人とたくさん語り合いたいのです。お互いに学ぶものも多いと思いますの。すぐに、アオイさんのお部屋を教皇宮に用意させますから、しばらくはここでお茶にいたしましょう?」
その沙織の言葉を聞いて、半ば魂が昇天しかかっていた史上最強に仲が悪い一卵性双生児たちは恐ろしいほど声をリンクさせた。
サガ・カノン「「お待ちください、アテナ!!」」
沙織「何ですの?」
サガ「アテナ、我らにもお客人に謝罪を込めて責任を取らせて頂きたいのです。」
カノン「せめて、彼女の寝床は我らの宮をお使い頂きたい。」
「え?」
デス「そりゃ、ダメだ。」
サガ「何故、お前にダメ出しを喰らわねばならん。」
デス「お前ら2人の中にこの娘を飛び入りさせんのか? 危なっかしいったらねぇ。貞操の危機もいいところだゼ!」
サガ・カノン「「お前にだけは言われたくないわ、蟹。」」
沙織「わかりました。アオイさん、貴女の滞在場所は双児宮にいたしましょう。」
「しかし、2人のご迷惑では?」
サガ「安心してくれ。自分で言うのもなんだが、私はワーカーホリックでな。私室は双児宮にあるが、ほとんどはこの教皇宮の宿直室に詰めている。滞在期間中は双児宮の客室で過ごすと良かろう。」
ミロ「って事は、カノンと2人きりかぁ?」
シャカ「飢えた虎の前に差し出された馳走のようなものではないかね?」
カノン「虎と言うなら老師だろう。」
童虎「ほほほっ、言うようになったのう、カノン。」
こうして、アオイは元の世界へ戻るまでの期間、双児宮に泊まる事になった。