真夏の夜の夢

数分後、男性陣は既に勢揃いしていた。

それもこれも、女性陣の麗しの水着姿を見たいが為。


アイコ「聖域や海界はいいよな。泳ぐ場所があるんだから。」

ソレ「海界は海の底の底にあるんです。いつも泳げる環境という訳では…;」

ロス「聖域もエーゲ海の目前にはあるが、遊びで泳ぐ事はまず無いな。水練は聖域内に施設がある故、そこで済ませる。」

アイザ「シベリアでは泳ぐこと自体、自殺行為だったからな。フッ…。」


しばらくすると、女性用の着替え室から女性陣がゾロゾロでてきた。


テテ「お待たせいたしました、皆さん。」

イオ「ほぉ…///」

バイ「よく似合うじゃないか、テティス。」


人魚のテティスは、フリルのついたセパレートの水着。

赤を基調とした水着に、ピンクのフリルが胸元から腰辺りまで続いていて、まさに人魚姫らしい。


海皇「美しいぞ、テティス。」

テテ「あ、ありがとうございます///」

パン「テティスの水着の可憐なことよな。」

ラダ「おぉっ…。」


パンドラはロングパレオの水着だった。

いや、水着と言うよりもドレスのようで美しいボディラインが映える。

いつも黒を基調としたドレスを着ているが、今日はアクアブルーと白を基調とした明るい水着だ。


ヒュプ「よく似合っておる。冥界にもこういう花があるとわかったのは、嬉しい事だ。」

パン「恐れ入ります。」
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