★旅行最終日★



無人島からも無事帰還し、最初に落ち合った空港でそれぞれ三界のメンバーに分かれた。


沙織「では皆さん、今度会う日までどうぞお元気で。」

海皇「うむ、そなたらも息災でな。」

冥王「また、このような機会もあると良いな。」


そろそろ分かれるというところで、[#dn=1#]が思い出したように呼び止める。


「まてまて、すっかり忘れていた！」

冥王「何だ？　[#dn=1#]。」

「旅行といえば土産だろう？　ほら、私からのプレゼントだ、受け取ってくれ。」


[#dn=1#]は１人１人、紙袋に包まれた土産を渡していく。


海皇「中身は何だ？」

「開けてからのお楽しみ。ここでは開けるな？」

タナ「では、エリシオンへ戻ってからゆっくりと拝見しよう。」

ヒュプ「しかし、我らは何もお前に用意していない。」

「気にすることは無い。私はこの旅の思い出が何よりの土産になったさ。」

冥王「すまんな、[#dn=1#]。ではありがたく頂戴していくとしよう。では、またな。」


皆、名残惜しそうに各界へ帰って行った。

アイアコスはいつまでも後に向いて[#dn=1#]へラブコールを叫んでいた為、いい加減にうんざりしたミーノスに糸巻きにされ、強制連行されていった。


沙織「さぁ、帰りましょう！」


聖域組も無事聖域へ戻って行った。

帰りのバスの中、[#dn=1#]は聖域組にも１つずつお土産を渡していたらしい。