真夏の夜の夢

ラダ「いかん! 追いかけるぞ!」

親衛隊「「ははっ!」」


何人かが[#dn=1#]の後を追おうとした。

しかし、大きな常緑樹がバキバキと音を立てて折れて、その奥から巨大な恐竜が出てきたのだ。


ミロ「これって。」

アイコ「もしかしなくても。」

カー「T-REX!?」


そう。

目の前に現れたのは、恐竜の王者ティラノサウルス。

通称、T-REXだ。


シュラ「バカな! 既に絶滅したはずの恐竜が、何故こんな無人島に居るのだ!? これでは実写版ジェ○シックパークではないか!!」

沙織「私たちが小宇宙を使って創り出しました。」

カミュ「なるほど、アテナたちが…って; 何という事をなさるのですか!?」

アイザ「我が師カミュ、どうぞ冷静に! それよりもこやつを何とかし、[#dn=1#]を追いかけましょう!」

ヒュプ「そうだな。いくら最強の姫君とて、ああいうのが群れで襲ってきては少々危ない。」

タナ「最強の恐竜とはいえ、1匹だ。俺が瞬殺してくれる。」


タナトスが構えて技を繰り出す。


タナ『テリブル・プロビデンス!!!』


遠慮なしの必殺技にT-REXも消滅した。


タナ「よしっ、[#dn=1#]を追うぞ!」


タナトスが一歩足を進めると、とてつもない揺れが感じられた。


アル「何だ!? この揺れは!」

シャカ「地震か!?」


自然の驚異と思いきや、それは段々と近づいてくる。


アフロ「段々、我々の所へ近づいてくる気がするが…;」


そして、目の前の木々がなぎ倒されるように折れてしまった。

その奥からは…。


ソレ「…T-REXの。」

ルネ「群れ、ですね;」

リア「しかも、数十匹は居るな;」

T-ズ「ギャオオオオースっ!!!(よくも、俺たちの仲間をやりやがったな!!!)」

闘士ズ「「ぎゃ~~~!!!!!」」


それから数十分、闘士たちは命がけで各々の神、パンドラやテティスを守りながらT-REXの群れと格闘を余儀なくされた。
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