真夏の夜の夢

沙織「景色もオーシャンビューですから、絶景でしょう?」

パン「夜の海というのもなかなか風情があるの。冥界はいつも夜みたいに暗いが、こういうのは新鮮だな。」

テテ「海界も夜というものがありませんから…。こうやって夜を過ごすというのは、久々ですわ。」


壁の向こう側は女風呂。

声はエコーがかってハッキリ聞こえる。


デス「声、筒抜けじゃねぇか…って、アイオリア!?」

アイコ「お、おい! どうしたんだよ、ラダ!?」

カミュ「アイザック、どうしたのだ!?」


アイオリアとラダマンティス、アイザックは鼻を押さえてしゃがんでいた。


ロス「ははは、ウブだなぁ。アイオリア。」

リア「こここ、こんな事は…、聖闘士として如何なものかと!」

シル「ラダマンティス様、大丈夫ですか!?」

ラダ「だ、大事無い…///」

バレ「しかし、鼻血が!」

ラダ「い、いや…。大丈夫だ…!」

カー「アイザック、お前も大概ウブだな。いや、想像力豊かというべきか? 声だけでどこまで想像したんだ? ん?」

アイザ「だ、黙れ…///」


そんな声を聞き逃すアテナでもない。

沙織はニヤリと笑い、[#dn=1#]の傍で湯に浸かる。


沙織「皆さん、素敵なプロポーションをお持ちですのね。」

「アテナもですよ。」

沙織「お姉さまには負けますわ お姉さま、意外と色が白いのですね?」

「パンドラも色白で綺麗な肌しています。」

パン「フフッ、そなたには負ける。テティスは足が綺麗だな。スラッとしていて。」

テテ「ありがとうございます/// [#dn=1#]は、引き締まった体つきですね。スレンダーというんでしょうか?」

「まぁ、日々聖闘士たちに稽古をつけているからね。それなりに逞しい体つきになってしまうよ。周りがなまじゴツイ奴ばかりだからね。でも、男性とは体の作りも違うからしょうがない。」

テテ「[#dn=1#]は胸の形がキレイですわ///」

パン「うむ。絶妙なバランス体格だ。足も綺麗だし、綺麗な形の胸だし、ヒップも崩れていない。うらやましい限りだの。」

「わわわっ! 皆して触らない! あっ…、ダメだって…、んっ…///」

沙織「触れば御利益ありそうですわよ♪」

パン「それは聞き捨てならぬな。」

テテ「全くですわ。」


キャッ、キャとはしゃいでいる女風呂だった…。
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