星矢「やっと着いたな！」

瞬「聖域へ来るのも久しぶりだね。」

氷河「我が師カミュもお元気だろうか…。」

紫龍「老師もお健やかだろうか。」

一輝「心配せずとも、あの黄金聖闘士どもが殺しても死ぬ訳無かろう。」


星矢たちはグラード財団のセスナで聖域近くのコロッセオに到着し、一路聖域へ歩いていた。

今日はまずアテナに拝謁し、明日から春休みが終わる２日ほど前まで修行する予定だ。

各々の聖衣が入ったパンドラボックスを背負い聖域へ到着すると、何やら１２宮近くにある修行用のコロッセオから感じる小宇宙がおかしい。


氷河「何だ、この異様な小宇宙は？」

紫龍「何やら、助けを求めるような小宇宙と、逃がすものかと言わんばかりの小宇宙がせめぎ合いをしているぞ。」

瞬「小宇宙の度合いからして、黄金聖闘士同士なのかな？」

星矢「どーせ、デスマスクあたりがサガやシャカに扱かれてアブク噴いてるんじゃねぇのか？」

一輝「フッ、ありえる話だ。」


どうやらこの連中の中で、デスマスクは最弱と位置付けられているらしく、舐められきった発言が飛び交う。

とりあえず見学しようとコロッセオに向かった。