夜。

三界の主だったメンバーが揃い、葵の快気祝いと交流会をかねて宴席が設けられた。

テーブルの上にはたくさんの料理、酒、デザートや果物が並んで皆の胃袋を満たしていく。

葵も数日昏睡状態だったのが影響したのか、料理を次々と平らげていく。


「美味い！　ここの料理長の腕は天下一品だな！」


葵の横には空になった皿が次々と塔のように高く積み上げられていく。


沙織「お姉さま、まだまだ料理はありますから、ゆっくりと食べてくださいね。」

「はい、アテナ。」

沙織「皆さんもお姉さまの回復が嬉しかったのか、いつも以上にお酒も進んで見えますわｖ」


三界入り乱れての飲み会状態。

酒豪たる面子が揃っているのだから、ワインや焼酎、はては中国酒までありとあらゆる酒が用意され、まるで水を飲むかのように皆の胃袋へ納まっていく。

泣き上戸に笑い上戸、オオトラに化ける者まで様々で。

他にも素面の者、既にダウンしている者と様々だ。


デス「をーい、葵。飲んでるかぁ///」

「デス、お前ほどではないけど飲んでるぞ。」

デス「何だ何だ、辛気臭いねぇ？　主役なんだから、もっと飲めぇ～///」


葵の精神に潜る前、沙織と約束した宴の席にデスマスクもご満悦である。

だが、お酒が少々過ぎたるようで、ベロンベロンに出来上がっている。


デス「よっし、宴もたけなわ！　皆のテンションも盛り上がってきたところで、１つ芸でも見せてやるかぁ！！」

「ほう、お前人に見せられる芸をもっているのか？　さすがラテンだな。」

デス「んじゃまぁ、割目して見るべし！！」


すると、事もあろうにデスマスクは悩ましげに服を脱ぎ始めたのだ。

さすがの葵の目も点になる。