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葵の記憶の回廊。
相変わらず目の前の壁には異変はなく、周囲を捜索しても何も手がかりを得る事はできなかった。
シオン「ううむ、打つ手なしという事か…。」
ムウ「先ほどから何度もアテナに呼びかけているのですが、全く応答がありません。」
カノン「表に戻ろうとすれば葵に大きな負担がかかるし、それもできん。」
デス「積尸気を開いてみようとも思ったが、悪影響も大きいかも知れねぇし。」
シュラ「葵の小宇宙を探知しようと思ったが、上手く小宇宙が掴めない。」
やれる事は全てやったし、残っているのはあまりにリスクの大きい手段だけ。
どうすればいいのかと途方に暮れていたシオンたちだが、いきなり声が響いた。
沙織「皆さん、聞こえますか!」
シオン「アテナ!」
沙織「先ほどまで、何らかの原因で通信ができませんでしたが問題は解消されたようですわ! 今、状況は如何ですの?」
デス「如何も何も、目の前に馬鹿でかい壁がそびえ立ってるんですよ、アテナ。」
カノン「砕こうと思えばワケもなさそうだが、下手な事をしては葵へのダメージが心配で。」
沙織「壁? 大丈夫、もうじきその壁も霧散する事でしょう!」
しばらくすると、壁は徐々に姿を消し始めた。
シオン「おぉ、壁が消滅した!!」
沙織「これで、更に奥へ行ける様になりました。皆さんを一気に飛ばしますよ!」
シュラ「はっ!」
こうして、シオンたちは葵の精神が眠る場所へと飛ばされた。
沙織「お姉さまが何者であろうとも、お姉さまはお姉さまですわ。」
沙織は葵の傍に跪き、その頬を優しく撫でた。
沙織「ハーデス、ポセイドン。私は少しばかり席を外します。」
冥王「何処へ行くのだ、アテナ。」
沙織「デスマスクとの約束ですもの。お姉さまの回復祝いの宴の用意を命じてまいります。お二方も、どうぞご自分の側近を呼んであげてください。」
沙織はそう言うと、部屋を出て行った。
海皇「アテナは葵が戻ってくると確信したのだな。」
冥王「いささか気が早いと思うが、先ほどまでのカオス様のお言葉を考えれば無理も無い。どれ、私も双子神に連絡をとろう。」
海皇「私も海将軍たちに連絡をとるか。」
あと少しで、この姫も目を覚ます。
三界の神たちはそう確信して、葵を見守りつつ、彼らの帰りを待つ事にした---。
~続く~
相変わらず目の前の壁には異変はなく、周囲を捜索しても何も手がかりを得る事はできなかった。
シオン「ううむ、打つ手なしという事か…。」
ムウ「先ほどから何度もアテナに呼びかけているのですが、全く応答がありません。」
カノン「表に戻ろうとすれば葵に大きな負担がかかるし、それもできん。」
デス「積尸気を開いてみようとも思ったが、悪影響も大きいかも知れねぇし。」
シュラ「葵の小宇宙を探知しようと思ったが、上手く小宇宙が掴めない。」
やれる事は全てやったし、残っているのはあまりにリスクの大きい手段だけ。
どうすればいいのかと途方に暮れていたシオンたちだが、いきなり声が響いた。
沙織「皆さん、聞こえますか!」
シオン「アテナ!」
沙織「先ほどまで、何らかの原因で通信ができませんでしたが問題は解消されたようですわ! 今、状況は如何ですの?」
デス「如何も何も、目の前に馬鹿でかい壁がそびえ立ってるんですよ、アテナ。」
カノン「砕こうと思えばワケもなさそうだが、下手な事をしては葵へのダメージが心配で。」
沙織「壁? 大丈夫、もうじきその壁も霧散する事でしょう!」
しばらくすると、壁は徐々に姿を消し始めた。
シオン「おぉ、壁が消滅した!!」
沙織「これで、更に奥へ行ける様になりました。皆さんを一気に飛ばしますよ!」
シュラ「はっ!」
こうして、シオンたちは葵の精神が眠る場所へと飛ばされた。
沙織「お姉さまが何者であろうとも、お姉さまはお姉さまですわ。」
沙織は葵の傍に跪き、その頬を優しく撫でた。
沙織「ハーデス、ポセイドン。私は少しばかり席を外します。」
冥王「何処へ行くのだ、アテナ。」
沙織「デスマスクとの約束ですもの。お姉さまの回復祝いの宴の用意を命じてまいります。お二方も、どうぞご自分の側近を呼んであげてください。」
沙織はそう言うと、部屋を出て行った。
海皇「アテナは葵が戻ってくると確信したのだな。」
冥王「いささか気が早いと思うが、先ほどまでのカオス様のお言葉を考えれば無理も無い。どれ、私も双子神に連絡をとろう。」
海皇「私も海将軍たちに連絡をとるか。」
あと少しで、この姫も目を覚ます。
三界の神たちはそう確信して、葵を見守りつつ、彼らの帰りを待つ事にした---。
~続く~